文豪の書いた本を読んでみた2
二度目まして。または初めまして。
前回の投稿で、他の小説やお話も読んでみたいな~と思ったのはいいものの、何から読めばいいのかわからず色々本を探していた。
そんな中、手に入れたのがこれである。
これは文アルから出た本であるが、中に載っている文章は様々な文豪たちの書いた話の原作である。そのため、「何か文豪の書いた文章読みたいな~でも何から読めばいいかわからないな~」といった方にピッタリの書物だと思う。いや私もまだ中身は殆ど読めていないので「ピッタリの書物」と言い切るのも良くないかもしれないが。
そんなこんなで、今回読んだのは文アルの文学全集2巻に載っている、坂口安吾の「復員」である。
いや、なんで2巻から読んでいるんだこいつは?と思われるかもしれないが、この2冊、先に届いたのが2巻だったのだ。だから先に2巻の話を読んでしまったのはしょうがない。うん。
それでは、以下感想。読んでない人にはわかりにくい感想となっていると思われるので(物語が非常に短い分、あらすじを言ってしまうとほぼその小説の内容を話すことになるため)、できれば読んでから見ていただければと思う。
語り手が例の女に会いに行って満足した感情を得たのは、語り手があのような身体になっていてもなっていなくとも女が見せる表情は全く同じものだっただろうと語り手自身が感じたからなのだろうか。これは私の解釈なので実際はわからないが……。
単純に女が語り手に対して他の人が見せなかった新鮮な顔を見せたからというのもあると思う。
「桜の森の満開の下」も「物語の解釈を読者に委ねているところがある」と文アニ3話で島崎さんも言ってたけど、坂口安吾の作品自体がそういうのが多いのかな。まだ「桜の~」とこの2作品しかちゃんと読んでないからそこはわからない。ただやっぱり彼の文章の雰囲気は好きですね本当に……このお話も語り手は満足して終わってるけど、それでもなんともいえない虚しさとか孤独とかがあるのが本当に良い……。
あ、上の感想でも述べたのですが、文アルのアニメ3話見ました。きちんとあの物語の解釈や顛末が語られてて、あの物語を読んでない人でもわかるような内容になっていましたね。あと桜をバックにした戦闘も美しくて良かったしキャラもますます好きになってしまいますねあれは。
引き続きアニメを楽しみにしつつ、文アルのゲームを始めつつ(アニメ見て思わず始めてしまった。初期文豪はodskさんで、最近は運よくdziくんが来てくれた。ここまで来たらangさんも揃えたい。)、上に挙げた文学全集を少しずつ読めていけたらな~と思っています。
それでは。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?