柳の枝はゆるい。
ふわふわと頼りない。
どっかへ行ってしまいそうに心もとないのに、
静かに佇んでいる。
他の木の立派な硬直した枝は揺るぎなさそうに見える。
頼りないばかりの、私の心に似てるかな、柳・・
緩やかにメロディを奏でている。
でも、その根の深さはいかばかりかとおもうと、
ただ、仰ぎ見る。
土のあるところに根をおろそうと、思う。
柳ほどのものでなければ、梅藻でもいい、たぬきもでもいい、
水に身を任せながら、でも、根をはってそこから大地とつながっていよう。
揺れるけど、それはしなやかさだと思おう。
心細さにいてもたてもいられないときも
この心細さもしなやかさに変えていこう。
周りの景色が変わっても、
たとえ、幹がたおられても、根をはっておこう、
つぎにはまた芽吹こう、性懲りもなく。
愛媛の片田舎でがんばってます。いつかまた、東京やどこかの街でワークショップできる日のために、とっておきます。その日が楽しみです!