
深呼吸
一つライブが発表になりました。
7月に告知のツイートが回ってきて震えた。
直感ですぐメールを送って、決まってからずっとドキドキしてたライブ。ソールドアウトしてからの、出演者発表。歌う場所、観客、与えてもらうだけで終わらせられない。ひとつの渦が、振動が、もっと広く強くなっていくようにイメージして、わたしも敬意を込めて歌わせていただきます。
そうそう、最近思うのは、人と一緒に暮らして、なりたい自分が見えてくるということ。
例えば、何かをするときに大きな音を立てないようにするとか、家の中を歩く足音をばたばたしないとか、終わったら電気を消すとか、忙しくてもため息をついたり忙しそうにしないとか、家族が忙しそうだったら自分にできることでこっそり手伝うとか、ロックの散歩に行くためにも元気でいようとか、全然ちっさいことでも、人としてこれからずっと生きてくなら大きいこと。もし自分に子どもが出来たら、そんな大人でいたいなぁ、みたいなこと。数年間、ひとりで暮らしてきたけど、ひとり暮らしでは感じられなかったこと。
自分のことってなかなか気が付けなくて、他の人の行動で目についてやっと自分に戒められるみたいなことあるね。人は変えられないけど、自分は変えられる。ちゃんと自分で気づいて、意識さえできればの話。そういうところ、年を取っても敏感でいたい。おばあさんになっても、自分を反省して更新していきたいですね。意地を張っていても何も成長しないよね。感謝。
あと、新しいバイトへ何度か行って思ったこと。楽しい。楽しすぎる。仕事で楽しいって、変な気がした。まぁ実際今までのバイトで楽しくなかったことはなかったんだけど(テレアポだってストレスは凄かったけどやりがいはあって楽しかった)、やっぱり好きな事は別格だね。わたしは音楽をするんだから、仕事は嫌なことでも頑張らなきゃと思ってた。でも、違うかもって気が付けた。音楽できる状況作るのは、お金だけじゃないね。というか、自分の手で音楽を作るのにも磨くのにも実質お金はかからない。もちろん、練習に行ったり、楽器や機材を買ったりはあるかもしれないけど、そんなのいろんな趣味を持ってる人とおんなじことだよね。何も特別なことじゃない。
そうなったら精神状態とか体調管理とか心身の健康が一番大事だ。自分で自分のご機嫌をとっていきなきゃ、いいものつくれないね。元気があればなんでも出来るよ。いいものができたなら、どこへだって届けに行ける。
そして、ひとつのことを極めることが、誰かのハッピーにつながるのなら、それは立派な仕事なんだと思った。プロになりたい。今のバイトも夢中になれそうだし、そのいい空気感で音楽にも繋がってきそうだ。
今まで、自分で自分を追い込んで、余裕がなくて、それでも頑張らなきゃ、という生活をしていたし、そんな歌ばっかり歌ってきたね。
これからはもう少し、周りを見渡したり、空白を大事にしたり、増やすよりも減らすということを覚えたり、それでも絶対に譲れないものを見つけたり、ひとつ先に進めそうだね。
突っ走って心身ともにボロボロになったけど、ならなかったら気が付けなかったのかもしれない。ボロボロになったわたしを受け入れてくれた家族には本当に感謝だし、これからしっかり人間になって、生きてきたいなと思えている。
まだ、目の前に真っ黒いのが襲ってくることがあるんだ。息が上手く出来なくなる。自分はダメだ。なんの価値もない。消えそうだってね。でもそんな時、あ、またきたぞと、ふと我に返って、ゆっくり深呼吸を繰り返して、落ち着いてその先を見つめることができるようになってきた。たとえ今がダメでもさ、昔と比べれば悪くないし、これから先どうにでもなれるよ。根性さえあればね。
YURINAって活動してた時に初めて録音した、黒歴史な3曲入りのお蔵入りCDがあるんだけど、久々にその音源聴いたら、クソダサすぎて、げんなりしたけど、成長を感じた。そういうことだ。自分のスピードでしか成長しないんだ、人間。
12/7以降ライブストップしますね。
焦んなくていいと思う。
ただ、いつでもタイミングは見計らってると思うけど。
今はどんどんライブをするよりも、描きたいことのより確実なものを丁寧に音楽にしよう。まだまだ先は長い。いいものが出来たなら、わたしの性格上、いてもたっても居られなくなるから、心配しないで信じて待っててほしい。
ただ、なりたいものが見えているから少し止まりたいだけで、今の状態は、まちがえなく、過去のまえだゆりなのなかで最高なので、今決まってるライブも、今できる最大限で向かいます。
11/13 札幌 サウンドクルー
11/22 函館 ARARA
12/7 苫小牧 YourName
ぜんぶ、気を引き締めているけど、少し落ち着いてもいる。深呼吸して、歌いに行きます。
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