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メモをとろう➁

普段から手帳やスマホを使って、メモを取る方がいらっしゃるでしょう。人の言葉やアドバイス、ふと頭に浮かんだアイディアは、あとで使えることもあります。

私は、本、小説で良いと思った文章を、書き写すこともあります。参考までに読書ノートから、ひとつご紹介します。


「おれもだ」ノリスが言った。

「せっかくここまでいっしょに来たんだ。ローワン。山の深部へ、永遠の中へとおりていこうというなら、おれもいっしょだ」

ローワンはノリスを見つめた。そこには勇気と率直で正直な顔があった。ローワンの心臓は苦痛によじれた。

『ローワンと白い魔物』P311より


何に心動かされたかですが、ノリスのセリフとその後の文章で、ノリスの性質を短く的確に表現してると思いました。

ノリスは武人で腕っぷしが強く、勇敢であることを誇りとしています。その上、家族思い、友達思いの青年は危険な旅の中で大きな役割を果たしました。

ノリスのすっきりとした態度、あふれるローワンへの友情。ローワンの苦しい心の内とは対照的です。

物語を読みローワンたちの冒険を追ってきたからこそ、なおさらに心震えたのかもしれません。ですが、小説を書く上でこのように表現できたら、どんなに良いだろうかと考えました。

感動したフレーズをメモするのも良いかもしれません。




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