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#note
#幸せをテーマに書いてみよう~休日の休息~
「どーぞ」
「ありがとう」
「どーぞ」
「ありがとう」
四階建てアパートの二階、ベランダのある八畳間にはお昼を過ぎたあたりから陽があたるようになる。折り畳み式のちゃぶ台を置き、食事をしたり、ちょっとした作業をすることもあった。今はよちよち歩きの娘、千里と一緒に過ごしている。妻の浩美は久しぶりに友達とお茶をするのだと出かけてしまっていた。
中西健也は区役所の職員として日々働いている。つかの
『 #同じテーマで小説を書こう ~人守る声~ 』
ひゅーひゅーという声がする。いや、声ではなくて音だろう。何十年も前から建っている、古い家屋だから隙間風が吹くのは仕方なかった。暴風雨の中、明かりもない山道をさ迷い歩くよりはましだった。昼間は歩いていれば暑いぐらいの気候だったが、日が落ちるにつれて気温がどんどん下がった。
秋の日はつるべ落としと言うが、茜色の空が浮かび上がった後は凍えそうな冷たい空気に身を震わせた。山奥の秋は多くの実りと豊かさを渡