窓越しの世界 2021.6.17~24
6/17【激しく】
激しい雨の後の晴れ間を自転車で走る。
激しく降った方が、その後の光が美しい。
人の心もそう。
激しく動く方が。
6/18【支えてくれている】
指先の動きに、これまでの歳月を想像する。
それぞれの道は、いつまでも道程だろうが、関心し、感動し、尊敬に値する。
その気持ちが僕の背中をまた少し押してくれる。
が、支えてくれているという表現の方がいいかもしれない。
6/19【それでもやっぱり】
雨上がりの新宿ですれ違うのは、邦人ばかり。
アウトバウンドもインバウンドの無い世界。
それでもやっぱり歩きずらい。
6/20【奪われていく感覚】
待てない。
明日発送との通知を無視し、明日到着の品を選ぶ。
ただ、待てないのではなく、待たない選択肢があるのだ。
選択肢が多すぎる世界に時間を奪われていく感覚。
早ければ早いほどに。
6/21【材料費と専用工具だけなら】
水道管を切断し、繋げた。
20万を超える見積もりに立ちくらみがして、YouTubeで検索。
呆気ない作業。
材料費と専用工具だけなら、数万円。
6/22【技術時間金】
昨日繋げた水道を開栓。
呆気なく水もお湯も出た。
頭も時間も相当使った。
技術は時間。その時間は金に変わる。
6/23【雨雲】
雨雲が東から西へ行く空を不思議に眺める。
空を眺めると行っても、スマホの中を眺めていただけ。
次に来る雨雲は西から。
6/24【今はまだわからない】
車検場のレーンに並び順番を待つ僕は、80年代のテレビドラマの世界とたまに落ちてくる雨粒と、ユーザー車検の手引との間をぐるぐる回った。
レーンに入って、だんだんと2年前の記憶が蘇る。
手放すつもりの車だが、2年後にまたここへ戻ってくるのだろうか。
今はまだわからない。
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