2019.3.14~15 周波数に心をひらく

ヘルツを計測できるチューナーを用意して、220HzのAを発声したら、440HzのAが表示された。

これにはさすがに驚いた。

実際、220HzのAを発声しているのだけれど、僕は意図的にオクターブ上のA,440Hzを響かせるつもりで発声した。

これまでとは別次元の響きで、最初は音を外しているのではないかと思うくらいだった。
それでも、録音したものの響きは決して音を外しているわけではなく、心地よい音楽になっていた。

これまでは低くてちょっと発声しにくかった110HzのAを出すときも、220HzのAを響かせるように心がけると、これまでが嘘のように、音楽的な110Hzに変わっていた。

倍音を響かせることで波が整うのか、呼吸法云々ではなく、ポイントを掴んでしまえば、自然に鳴るのだ。

全ての音階で、連鎖するメロディーの中で、この響きを掴んでいられたならば、声は、言葉を超えて、音としてもっと遠くまで届く気がする。

音とは、何をどうしたって、周波数なのだ。
それを整えるということは、自然と調和するということだ。

万物はそれぞれに周波数を持っていると聞いたことがある。
例えば、見えない電波が映像も音声も運んでいるのならば、テレパシーもその類と言えるだろう。
この世の様々な不思議なことを司っているのは、周波数という目に見えない世界なのではないかと、思考は深みにはまっていく。

たかがオクターブの周波数を感じたことが、どれだけのものなのかわからないが、声のマジックに関して言えば、僕はその謎の一つを解き明かした気分だ。
そして、体の構造一つで、先天性としてその響きを纏う人がいても不思議ではないと思った。

周波数の数値が目に見えて、そして音を聞いて感じた結果。
僕にも、その響きを生み出すことは可能だと、実感が湧いた。

すごい発見をした気持ちでいるが、浮き足立たずに、まずはその響きを自分のものにすることに専念しよう。

周波数帯に心を開いて、そこにチャンネルを合わせれば、体は自然についてくる。


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