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2018年夏、エストニアの森の中で遊んでいた話。その1

どうも、うすしおです。

突然ですが、大学1年生の夏、私はエストニアの森の中で10日ほど遊んでいました。(一応ワークキャンプ、ボランティアのようなやつです。笑)

思い立って、そのときの話を3回程度に分けて書いてみます。

初回はそもそも「なぜ、エストニアに行こうと思ったのか。」
そして出国~森の中に行くまでを。

目次
・エストニアって、どこ?
・なぜ、エストニア?
・出国準備
・フィンランド、ヘルシンキ
・エストニア、タリン
・森の中へ

【エストニアって、どこ?】
そもそもエストニアってどこにあるか、ご存じですか?

エストニア地図

エストニアはロシア、フィンランドの近くで、バルト三国の一番北です。
日本から首都タリンへの直行便は出ていません
フィンランドのヘルシンキやドイツのベルリンなどで乗り継ぎをする必要があります。
他にもフィンランドのヘルシンキからエストニアのタリンまでフェリー、ロシアのサンクトペテルブルクからバスなどの手段があります。
私は2018年にヘルシンキからタリンまでフェリーで入り、2019年はサンクトペテルブルクからタリンまで夜行バスで入りました。

【なぜ、エストニア?】
大学1年生の夏、これまでも海外経験はあるものの、1人で海外へ行くのは初めてでした。
5月頃ふと、「海外行きたいな・・・。」と思ったのです。
語学研修のように語学を学びに行くのは苦手(?)なので、ボランティアのような形で行ってみたいなと思いまして・・・。

「思い立ったら即、行動。」

「海外 ボランティア」で検索をかけてみました。
すると「NICE」という団体が一番上に出てきました。
どこの地域に行こうかな~と考えたときに、あまり周りの人が行ったこと無いところに行きたいななんてぼんやりと。

あまり行ったことがある人を聞かない国、どこだ?と考えたときにふと、私には幼稚園生の時から気になっている国があるのを思い出しました。

アルバニア!!

この機会にぜひ行きたいぞ!!!

しかし外務省の渡航レベルをみると、当時レベル1(十分注意して下さい)が出ていました。
母にお伺いを立てたところ、初めての海外でいきなりそれは勘弁してくれないかと。

確かにい!!

振り出しに戻り、どこへ行こうかなー。・・・。
北欧とかどうよ。行ってみたいよ、北欧。
調べていくと、エストニアとラトビアに募集が出ていました。
ほう、あまり聞かないな。
エストニアのプログラム詳細をみると、エストニア南部の森の中で農場(?)の冬支度を手伝うというもの。
農業や牧場というよりは、薪割りや林檎拾いのように生活のお手伝いの印象。

そのまま応募、決定。
NICE主催の研修を受け、出発に向けて準備を始めた。
期間は9月の上旬に10日間。
ヨーロッパの北の方にあるエストニアは、9月上旬で薄手の長袖を羽織る程度の寒さ、秋まっただ中といったところ。

【出発準備】
私1人ではなく、他に日本の大学生が12人ほど参加するらしい。
私が最年少で唯一大学1年。他は大学2年生。
顔合わせは現地だけど、そのまえにLINEグループで自己紹介などはした。
その中の2人と関西空港で合流して一緒にタリンまで行くという話になった。
途中の宿やフェリーのチケットの手配を、クレジットカードを持っていた1人がやってくれたので本当にありがたかった・・・。
ありがとーーーうございましたーーーー!!!!

特別に必要なものは無く、持ってきた方がいいものリストをリーダーの方が送って下さっていたので、それを見ながら準備。
サウナ用の水着だけはちょっと驚いた。

出発は羽田空港から。
まさかの早朝!(7時台だったきがする。)
つまり・・・始発で間に合わない!!
空港付近のホテルに泊まるお金無いな・・・と悩んだ結果

そうだ、空港泊しよう。

ということになりまして。

深夜の電車で羽田空港国際線ターミナルへ。
夜ご飯を食べて、Wi-Fiを拝借して調べ物や最終確認、朝国内線ターミナルへ行く手段などを確認。
(関空経由なので、まず国内線で関空へ向かい、そこから乗り継ぐ予定。)

3時頃、モ〇バーガーで電源を拝借しつつ夜食を食べる。
空いていたベンチで一眠りし、連絡バスで国内線ターミナルへ。
ちゃんと乗れて一安心。
関空で無事2人と合流し、ヘルシンキ行きのフィンエアーで飛び立ちました。

関空からヘルシンキまでは約10時間半
ワクワクしながらもちゃんと数時間は眠り、機内食も食べますよ。
空港泊しているのでね、眠いんす。思ったより眠れた。

【フィンランド、ヘルシンキ】

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空港到着!!
空港からは鉄道に乗って約40分で市街地です。
鉄道、乗り方がぜんっぜん分かりません。
案内所のお姉さんに聞いてもなんだかお互い食い違ってしまって
「う~ん??」といった感じ。
適当にいじっていたら買えたので、乗ってみることにした。
改札もないので、なんなら何も持って無くても乗れるんだろうなという印象。
市街地からホテルまではトラムで移動することに。
もうお察し、トラムも乗り方がよく分かりません。笑
チケットはフィンランド語しか書いていないし、調べてもあまりよく分からない。分からないのでそのまま乗って降りてしまった。(?)
フィンランドの交通に関しては未だによく分かっていないけれど、エストニアと同じだろうか・・・?
1時間とか半日とかで乗り放題のチケットなのかな?

トラムを降りると今度はホテルの場所が分からない。
道を掘り返して道路工事をしていて、なんだかよくわからない。
お姉さん2人組が「何かお困りですか?」と話しかけてくれたので、ホテルの場所が分からないのと伝えると、「ホテルまで案内するわ。」と。
よく分からないけれどホテルの前まで連れて行ってもらえたので、「ありがとう!」といってわかれた。

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街中はいかにもイメージする北欧な感じ。
想像以上に人通りがめちゃくちゃ少なくて、東京とのギャップに驚く。

夜はピザを丸めた感じのファストフードにトライ。(表現よ・・・。)
メニューフィンランド語しかないし、お兄さんも英語ほとんどしゃべれないので推測ゲームスタートです。
「トマトっぽくない?」「チーズ入ってる気がする」「鶏肉かな・・・?」と勝手に推測して注文。

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結局なんだったかはあまりよく分かりません。
食べ応えバツグンだったのは記憶にあります。
酔っ払いに絡まれて大変困惑していたところ、お店のスタッフさんが「困っていますか?」と英語で声をかけてくれて、「うん」と言ったら追い払ってくれました。
絡まれたら曖昧なお返事はやめましょうね。

【エストニア、タリン】
ヘルシンキで1泊し、翌日フェリーでエストニアの首都、タリンへ!
片道2時間で約40€(約5000円)だったかなと。平日や時期、時間によっては30€以下。
Wi-Fi使えて、広い船内の中にはバーやカフェ、お土産屋さんがあり、広々とした空間にくつろげるソファー。
日本のフェリーのイメージより、豪華客船のようなイメージの船でわくわく。
2時間もあるとついつい船の中を探検してしまいます。笑

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バルト海はずっと霧の中。なんだか中世の物語でも迷い込んだのか、このままタイムスリップとかしちゃったりしてなんて妄想で一人にやにや。
2時間の航海を終え、タリンが見えてくるとワクワクは最高潮。
太陽と空に浮かぶ雲がとても綺麗でひたすらわくわくわくわく。

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宿泊するホテルの近くはこんな感じ。夜にふらっとお出かけしても全然問題なく。・・・といってもスーパー、20時で閉まっちゃうので夜、何の用事もないのだけど。笑
ホテルでワークキャンプ参加メンバーと初顔合わせ!
ちょこっと旧市街観光も。

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街並とか建物を見るのがすごく好きなので、これはめちゃくちゃ楽しい!!と、テンション爆上がり。
昼からテラス席で乾杯していて、公園では犬の散歩やジョギングをしている人々、街の雰囲気が私の好きな感じで終始お目々きらっきら。

タリンで2泊。
到着日に1泊し、翌日午前中に現地のガイドさんが旧市街を案内して下さった。夜はJapan Nightをいう企画に参加。
日本に興味があるエストニア人と私たちとの交流イベント!
福笑いなど日本の伝統の遊びをしたり、日本の歌を歌ったり。

【森の中へ】
翌朝高速バスでヴォル(Võru)まで。
そこから迎えの車に乗り、農場のあるRõugeへ向かいます。

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(タリンバスターミナル。撮影は2019年夏。)

約4時間。
バスの中はWi-Fiが使える。
座席は広々、窓から見える景色も晴れ渡って美しくとても快適。

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ヴォルはこんな感じの田舎町。
ここから農場までは車で30分ちょっとだった気がする。

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10日間の住居!!
毎夜のスズメバチとの格闘が懐かしい!!笑
(2回目あたりで詳しく書きますね。笑)

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夕方はこんな感じになる。
ほんとに森の中よ。
夜は光が一切無いのでほんとうに星が綺麗。
思わずみんなで空を見上げてぼーーっとしちゃう夜も。

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泊まる場所の対面にはサウナ!
エストニアはサウナ文化が根付いていて、まさかの自前サウナ室!笑
薪で火をおこして、サウナ→目の前の池→サウナができます!(寒すぎて私はできなかったよ。)
住人たちはサウナ入って池飛び込んで自家製ビール飲んでを繰り返していた。

10日間森にこもって何していたかは次回、詳しく書いていきます。
そしてずっとここにこもりきりだったわけではなく、ショッピングセンターや隣国ラトビアの夏祭り、近所の遺跡やエストニア最高峰(?!)登山まで、色んな体験をさせてもらいました。そのあたりを第3回に書いていこうとおもっておりますので、お楽しみに!

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