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部屋と子どもの名前とYシャツと私 〜いつか私の存在が無くなったとしても〜

先日、初めての子どもが生まれました。初めての事だったので、名前を考えるまでにも結構悩んだ気がしています。親というのは、基本的には子どもより先に居なくなるものです。なので、忘れない様に、その思いをツラツラと書いてみる事にしました。完全に自己満です。

子どもの名前は「湊斗」

1.名前の読みについて

とにかく、海に由来する名前にしたかった。自分自身は三兄弟な訳ですが、全員が海に由来している名前なのです。我が父は早くに亡くなってしまいましたが、せめて名前の由来は引き継ぎたいと思いました。だって、三人ともそれなりに頑張って楽しく生きている(と思う)から。

個人的には、男の子なら「みなと」女の子なら「なぎさ」「みさき」辺りかなぁ〜と漠然と考えていました。エコーで見た限り男の子だと分かり、読みは「みなと」に自然と決まりました(当時、漫画ナルトを読破したばかりだった事も影響していると思うが、その辺は本人には伏せておこう)。ナルトの世界のミナトがどれだけかっこいいかは、いつか湊斗くん本人に察してもらいたい。

2.「湊」の漢字について

「港」と相をなす漢字が「湊」です。昔は港場のうちでも海側を港、陸側を湊、と分けていたそうです。現代での「湊」の意味は、物や人が集まる、みなと、舟着場、大きくおおらか、などであります。港場の様に人が自然と行き来して、つかれたら休みに来て、大らかで朗らかな人であってほしい。また海の様に大きな男になって欲しい、と思ってこの漢字にしました。

また、個人的には奏でる様に、音楽を愛してほしいとも少しばかり願ったりしています。

3.「斗」の漢字について

「と」の漢字は結構迷いました。最後まで残ったのが「斗」と「海」。海らしさ的にはもちろん「海」ではあったのだけれども、「湊海」だとちょっとしつこいかな?とか、漢字のバランスとかも?とかあって最終的に「湊斗」になりました。担任の先生も「湊海」だと出席取るのも大変かな?とか少し考えました。

んで、「斗」と言う字そのものには、柄杓という意味合いが強いのではあるものの、総じて現在は「北斗七星」を彷彿とさせる事から、「宇宙の様に大きい」といった意味合いが強くなっているらしいです。個人的には、北斗神拳の使い手もリスペクトしていますが、古代中国より伝わる「泰山北斗の如く、尊い存在でいてほしい」という思いも込めてこの漢字にしました。漢字自体が時代とともに意味合いが変わるのが興味深いですね。

この様に、恐らく多くの親は生まれてきた子どもに対して何らかの思いを持って名前を付けている事だと思います。「名は体を表す」ではないですが、やはり毎日呼ばれる名前には何かしら影響があると思わずにはいられない訳です。少なくとも我が息子が、多くの愛に包まれて、生に感謝をする日々を送れる事を祈らずにはいられません。

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