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1株投資で株の勉強(6):どの銘柄を買ったらいいの?分析手法すこしだけ

こんにちは、と です。

今年もすこしずつ記事を書き続けたいとおもいます。よろしくお願いします。

前回は、銘柄えらびのファーストステップとして、興味ある分野や普段触れている企業の株から選び、世の中の動向と株価を見続けましょうというお話でした。

今回は、すこしだけ分析手法のお話をしたいと思います。

※ 投資をお勧めするものではなく、私の場合を書き残しています。ご自身で投資する場合は、自己責任でお願いいたします。

前回もお話であげた、株投資初心者やこれから株投資を始める人から、銘柄えらびの質問を受けた際、興味ある企業や普段触れている企業が、良い株なのか悪い株なのかを判断する見方もお伝えしています。

買って良い株、悪い株

株=企業なので、企業の価値や業績によって株価が決まる。のが基本なのですが、世の中そうは簡単ではなく、事業内容や業績が良くても、株価が低い企業もあったり、その逆で、業績が悪くても株価が高い企業もあったりします。

これはなぜかと言うと、企業価値は別として、買いたいという人が多ければ株価は上がります。売りたい人が多ければ株価は下がります。経済・証券業界界隈の用語でいうと「美人投票」になります。

ようは、企業の価値と株価には乖離があるということです。

企業の価値から、現在の株価が安いのか髙いのかを判断するする考えをファンダメンタルズ分析といいます。

私は、ファンダメンタルズ分析の指標でも、PBR と PER の2つは見るようにしています。

PBR (Price Book-value Ratio:株価純資産倍率)

PBR は、株価 が "純"資産金額(企業が持っている現金や土地、株、債権 その他資産から 負債を除いた金額)の何倍かを表しています。

PBR 1倍の場合は、株を購入する金額 と 企業の”純”資産が同じ価値があるということを意味します。

1倍以下の場合は、企業の純資産(企業価値)と比較し、株価が安く見積もられていることになります。価値があるものを安く買えるというお買い得な状態をしめします。

PBR 1倍以下が割安なセール販売中の株の判断基準になります。

ただ注意もあって、日常生活においても、セール品には、傷がついていたり、賞味期限が切れかけていて見切り品として売りに出されているものもあります。

株も同じで PBR が1倍以下のセール販売中の株でも、手を出してはいけない銘柄もあります。

PBR は、その時点の動きのない金額による価値判断になります。動きのない金額とは、企業の活動によるお金の動き(その年の売上や利益、過去数年の売上変化など)は考慮されていません。

長期保有を目指す場合は、セール品でも賞味期限が切れかけている物は買うことを避けなければいけません。そのため、PBR だけでなく、過去数年分の営業キャッシュフローがプラスで推移しているかも見て判断します。

営業キャッシュフローを見ることで、本業が黒字か赤字かを判断することができます。

営業キャッシュフローが3年連続マイナスで PBR が1倍以下の場合は、市場(投資家)が、この企業はうまく商売ができていないと考え、株を売り払っていて株価が安くなっている可能性があります。

PER(Price Earnings Ratio:株価収益率)

PER は、株価 が "純"利益(売上から経費や税金等を引いた後の最終的な利益)の何倍かを表しています。

PER 10倍の場合、純利益の金額に対して、株価が10倍を意味しています。

PER が髙い倍率の場合、株価に対する純利益が低い。逆に、PER が低い倍率の場合、株価に対する純利益が髙い。と読み取れます。

PER が低い倍率の方が株価に対する純利益が髙いので、株価がお得な状態を意味します。

日本株の場合、日経平均の PER が14~15倍の間で推移しています。そのことから概ね15倍が PER が安いのか高いのかの判断基準していることが多いようです。

その中でも、PER 10倍以下が割安なセール販売中の株の判断基準になります。

PER が低いから買ってよいかというとそうではありません。PBR の時と同じく、業績が悪い(営業キャッシュフローが下落傾向にある)や業界的に将来性が低い場合は、手をだしてはいけません。

PER は、難しん点もあり 倍率が高くても(例えば30倍以上とか)買ってい良い場合もあります。企業やその業界の将来性があり、今は利益は少ないが、今後、業績(利益)が伸びるであろう場合です。ただ、将来を予測するのは難しいので、基本は低PERの企業から選ぶのが良いでしょう。

今回は、PBR 1倍以下、PER 10倍以下、過去3年の営業CFがプラス推移している企業を選択することをお伝えいたしました。

次回は、株価チャートの見かたテクニカル分析に触れられたらと思います。

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