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IVEC Level1 受験してきました

この記事の趣旨

そういうわけで2020/11/29にIVEC Level1を受験してきました。
前回の記事ではIVECの傾向と対策を予想してきましたが、試験への取り組み方について大きなミスリードがあったので、受験報告がてら記載していきます。

なお前回の記事で補足できていなかった部分ですが、
文中において
「テスト」という言葉は「ソフトウェアテスト」のことをさします。
「試験」については「IVEC試験」のことをさします。

持ち物について

・受験票
忘れたら詰む。受験できない。
・えんぴつ
試験後に返却するテキスト(受験要項など)に受験番号を書くことだけに使いました。試験場に知り合いがいたら借りることができるかもしれませんが、基本的に持っていったほうがいいでしょう。
手書きのメモも取ることは可能です。
・消しゴム
名前を書いたときに書き損じた場合に使うかと思います。
私は持ちこみませんでしたし、使いませんでした。
・腕時計
時刻についてはPCで確認できます。
標準時刻は開催地の時計を使用するみたいです。あえて用意する必要もないかと思います。
・ペットボトル
試験要項の説明では持ち込み不可とは言われませんでした。特に注意もされなかったですが、一応試験中はかばんにしまっておきました。

試験開始までの流れ

試験説明が始まりますが、簡単に試験要項にある注意事項を読み上げるだけです。
余った時間はPCにあるドキュメントを読む時間でした。

このドキュメントが重要です。
・テスト対象の仕様書
・テストケースのテンプレート
・バグのステータスのフロー
など、試験に関わる内容が記載されてます。
読んでいて損はありません。

私はこの隙にPCのクリップボード履歴を有効にして、報告に必要な文言をメモしたりしていました。

※ちなみにシステム情報のエクスポートもこの時に実施しましたが、不具合報告では必要なかったです。

試験内容

ここが一番気になりますよね。

・テストの基礎知識
・テスト実行
・不具合報告
・ベリファイテスト
・質問表作成
・テスト優先度の選択と実行(再テストの選択って言うらしい)

あまり内容については掘り下げないですが、
注意点などについて軽く解説していきます。

テストの基礎知識

シラバスの内容をそのまま聞く問題が出ます。丸暗記しときゃいいです。
なお、この問題以降のそれぞれの設問でも、それぞれシラバスの内容を聞くような問題が出ますの。
シラバスは一読しておいて、せめて内容だけでも理解しておくことをおすすめします。

2021/1/21追加
シラバス丸暗記しなくてもある程度意味を理解して本質的に同じような内容を記載すればOKみたいです。(シラバスと別のことを書きましたが満点でした)

テスト実行

設問で指定された範囲のテストケースを実行します。

ここで私が本記事で書きたい唯一最大の重要事項があります。
2020年秋試験では、他の問題でテスト実行の結果を使うことはほとんどありませんでした。

そしてテスト実行の問題は理不尽でした。

「指摘すべきところ」と「行間を読むべきところ」が混ざっているので、
与えられた試験時間から逆算して、ある程度取捨選択しながら指摘していってください。

優秀なテスターはまず行間を読む。

IVEC試験作者の行間を読んでやりましょう。

不具合報告

問題2で実行していない、別のテストケースを実行して不具合報告しました。

普通にやってたらいいと思います。

ベリファイテスト

結構いい問題でした。

「無闇やたらにリグレッションテストをたくさんしよう、探索的テストをたくさんしよう、何かしらの不具合があればテスターが全部悪い」という問題ではありません。

不具合がなぜ不具合たるかをちゃんと理解して、普通にベリファイテストをしていたら大丈夫だとおもいます。

(脱線)そもそも「問題ないことを確認する」ってテスト7原則に反してるとこの仕事はじめてからずっと思ってたことを思い出したのですが、皆さんはどう考えておられますでしょうか。

質問表作成

質問すべき箇所が仕込まれたテストケースを確認して質問していきます。特に難しいとこはないです。
気づいてる人は仕様書読んでる時点で気づくような問題でした。

テスト優先度の選択と実行

誰かから「こんな不具合があるぞ」というヒントを聞いて、
ある与えられたスコープの中から不具合の情報に該当するテストケースを選び実行する問題でした。

試験後

私はJSTQBやJCSQEでは時間が余るタイプだったのですが、今回は3時間のうち30分くらいしか余りませんでした。時間的には結構厳しいと思います。

途中退室は可能ですが、あんまりやる人はいないかなと思います。

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