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萌えとエロが違うなんてわざわざ言葉にして言うまでもなく常識でしょ。

んじゃ、「グラビアアイドルとエロは別物」って誰か言ってますかねえ?別に誰も言ってないと思うけど。むろんグラビアアイドルと言ってもピンキリで、大原優乃ちゃんのようなスーパー健全な清純派生娘(かどうか知らんがww)から、AVデビューのための実績づくりみたいな100%エロ路線のグラビアアイドル、はたまた石川優実さんのような、どういう層を狙っているのかよくわからない人まで、千差万別なわけですが。

そもそも、美しい女性はアイドルであろうが声優であろうが女子アナウンサーであろうが女子スポーツ選手であろうが、良かれ悪しかれ少なからず男性から性的なまなざしを受けてしまうわけで、これを禁止することは内心の自由の侵害にあたり、法的にも倫理的にも物理的にも不可能。もちろん、男性の性的なまなざしを不特定多数の人たちに向けて広く公言することは、その内容やTPOによっては法的に罰せられたり、倫理的あるいは感情的に疎まれたりすることもある。

そして人間の脳は高度に発達してるため、実在の女性だけではなく想像上の女性に対しても性的興奮を得ることが可能となっている。そのため、「萌えキャラ」に対しても、性的興奮を覚える男性がいる、というただそれだけの話だ。

公共団体や自治体が「若いオタク層に興味を持ってもらうために萌えを取り入れよう」という発想を持つこと自体は、別に批判されるようなものではない。オタク嫌いを自称している僕でも、別にオタクを対象にしたもの全てを滅ぼすべきだとまでは思ってないし、世の女性やフェミニストもそこまで排斥的ではないだろう。

だが問題は、おそらくその後にでてくる言葉だと思う。おそらく自治体の会議室で話し合ってる50代のホモソーシャルにどっぷり浸かった役人のオッサンたちが次に言う言葉は、「オタクってとりあえずエロいアニメキャラを描けば萌えるんだろ?」という雑な発想である。

ええと、これ、事実の裏付けが何もないよな。

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ikuyatadashiさんは、どうやら事実と空想の区別がつかないタイプの人らしい。

「オタクってとりあえずエロいアニメキャラを描けば萌えるんだろ?」という雑な発想が事実なら、そもそも原作のある作品は使わないだろう。それだけで無駄なロイヤリティが発生するのだから。

この手のオタクコンテンツと公共団体のコラボってのは、原作のファンがターゲットなのであって、別に広くあまねく全オタクをターゲットにしているわけではない。原作を全く見たことのない、何の予備知識もないオタクが、単に絵柄が性的だからといって、顔と名前が一致しないキャラクターに萌えるかといったら、多分そんなことは全然ないだろ、知らんけど。

雑なのは役所のオッサンではなく「オタク」という雑な括りで広くあまねく全オタクを一緒くたにしてるあんたでしょ。

もちろんオタクの中のうちの多くが、最初からアニメにエロい要素しか求めていなかったというのも事実だろう。

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