青木理と安田浩一って、韓国に都合の悪い事実は絶対に言わないよね。だから嫌われるんだよ。

記事の内容はタイトル以上のことは言ってないので特に読む必要はないですが、韓国を批判することが差別を助長するというロジックがもうムチャクチャよね。だったら日本を批判することも差別を助長するってことになるでしょうが。あ、でも青木理さんは「チョッパリ」は差別じゃないって言ってるんでしたっけ?

ところで、自民党の秋葉原演説の前後には何があったか思い出していただきましょう。まず2012年8月には李明博大統領が竹島に上陸し、さらに「日王(天皇)が韓国に来たければ独立運動家に謝罪せよ」などと暴言を吐いた。

同日、ロンドン五輪ではパク・チョンウ選手が上半身裸になって「独島は我が領土」と書かれたメッセージを掲げたため、表彰式への出席が見送られることになった。

さらに李明博は野田首相からの親書を読まずに返送するという非礼を働いた。また、韓国による反旭日旗煽動が始まったのもこの頃からである。

2012年10月に対馬・観音寺から仏像が盗まれ、犯人は韓国で逮捕されたが、2体の仏像については2013年2月大田地裁が「日本に返還してはならない」という意味不明な仮処分命令を決定した。

13年3月には、大統領選挙に勝ったばかりの朴槿恵氏が「加害者と被害者という立場は千年経っても変わらない」と発言。一方、日本は「竹島の日」への閣僚出席を見送り、麻生副総理が朴槿恵に表敬訪問するなど、韓国に対して一定の誠意を見せていた。

しかし朴槿恵政権が発足すると、安倍首相の再三の首脳会談の要請を拒否し、世界中で日本の悪口を言いまくる「告げ口外交」を展開した。

さらに朴槿恵政権はソウルの日本大使館の改築工事に許可を出さないという嫌がらせまでしてきた。許可は1年後にようやく降りたが、その後の日韓関係の悪化もあって、日本大使館は今も着工に至っておらず、今も野ざらし状態だ。仮設の日本大使館は近くの商業ビルの一角を間借りして開設されている。

日韓スワップを打ち切ったときも、韓国のことを心配する日本政府に対して、傲慢な態度で日本を見下していたのが韓国政府だ。

「いきなり『何とかしてくれ』って言ったってできませんので、ちゃんとそういうのをもっとかないと(と言ったが、韓国側は)『いや、大丈夫だ。借りてくれっていうなら借りてやらんこともない』ってことだった。せせら笑って喧嘩したな、あの時。切ったのは向こう。こっちは何回も言ってきた」

これだけ数々の嫌がらせを受ければ、そりゃ誰でも嫌韓になって当たり前。「自民党が嫌韓に舵を切った」と言うけど、そりゃ、国民の声が嫌韓に傾けば、その声を代弁するのが代議士だし、その声を政治に反映させるのが政治家の役割だろう。日本は民主主義国家なのだからそれが当たり前なのに、青木・安田両名の認識は「自民党が嫌韓を煽っている」なのだろう。逆なのに。こいつらは結局、自分が見たいものしか見れないのだろう。

日本における「嫌韓」と韓国における「反日」はしばしばステレオタイプに同列視されるけど、日本のほうが状況はかなり悪化しているのかもしれないと思ったりします。

いいえ、政府レベルで国策として反日煽動している韓国のほうが明らかに悪化してます。

僕は当時、ソウルで取材していて、ある先輩特派員がこんなふうに評したのを覚えています。「朝鮮半島との関係で日本が戦後初めて“被害者”の立場になったな」と。そのときはあまりピンとこなかったけれど、いま考えるとかなり核心を突いた分析でした。

どういうことかというと、戦後の日本は朝鮮半島との関係において常に加害者としての反省や謝罪を求められてきたわけです。戦前・戦中に日本が朝鮮半島を併合して言葉を奪い、名前を奪い、人びとにとてつもない被害を与えた歴史を踏まえれば至極当然だと僕は思うけれど、日本人拉致という北朝鮮の国家的犯罪により、いわば日本は戦後初めて朝鮮半島との関係で被害者の立場になった。

まず第一に「被害者の立場になると加害者への差別が強まる」というロジックを振りかざすと、それは韓国人による日本差別が強まっているという話になってしまうのですが青木さんはそんなことも分からないのかな?

そして、そもそもを言うなら日本は朝鮮から言語も名前も奪ってない(1945年の時点でも朝鮮語の新聞が正々堂々と売られていたし、日本風の名前を名乗ってない朝鮮人が軍の幹部や国会議員や五輪選手にまでいた)、日本が朝鮮に被害を与えたというのは全くの大嘘で、実際には日本は朝鮮に富をもたらした。もちろんそれでも貧しい人は大勢いたが、それはどんな世の中でも同じである。

さらにつけ加えるなら、バブル崩壊以後の日本経済は長期の低迷に喘ぎ、少子高齢化や人口減少などに歯止めがかからず、社会保障制度や財政再建の将来像が描けていない。一方、韓国はもちろんのこと中国が飛躍的な経済発展を成し遂げ、GDP規模で中国はすでに日本を上回りました。

それまでの日本は長きにわたって世界2位の経済大国であって、アジアではナンバーワンだと胸を張って余裕もあったけれど、もはやそんな余裕もなくなっている。国内の政治や経済情勢も一向に好転せず、新自由主義的な政策の影響で格差も広がり、人びとに不安感や焦燥感が強まるのはある意味で当然かもしれない。

ちょうどそんな時代の端境期に行われたのが日朝首脳会談でした。日朝首脳が国交正常化に向けた努力で一致し、一部とはいえ拉致被害者が帰還を果たした会談は歴史的成果だったと僕は思いますが、同時に戦後日本が朝鮮半島との関係において初めて被害者になったことで、くすぶっていた偏見や差別心が公然と噴き出し、余裕を失った不安感や焦燥感が排他や不寛容という攻撃性に変わって燃え広がってしまったのではないでしょうか。

2002年の時点ではまだ日本は中国に抜かれてなかったし、まだ十分にリードしていた。むしろ中国のほうこそ反日暴動を繰り返していた。つまり青木理論だと中国人のほうこそ心に余裕をなくしていたことになる。

いずれにせよ、中国や北朝鮮に対する怒りがなぜ韓国に向かうのかを青木理は全く説明できてないし、「余裕を失った不安感」が排他や不寛容という攻撃性に変わるというエビデンスもない。

古谷経衡氏の調査によると、ネトウヨ的な主張をする人はイメージに反して金銭的に余裕のある人が多いらしい。そう考えると「余裕を失った不安感」が原因だという説は説得力に欠けると思う。

むしろ、「成金特有の傲慢さ」ことが、彼らに対する悪感情の原因だと考えたほうが合点がいく。現在の韓国や中国は、明らかに自信過剰になりすぎている。もちろん個人個人はそうでもないのかもしれないが、大統領が「もう日本には負けない」などと言い放つのは異常だし滑稽ですらある。別に日本はおまえらと競ってないし。

この記事もひどい。これは大村知事リコール運動に対するものだが

ただ、彼らの運動は決して盛り上がっているようには見えなかったし、いま彼らの運動の手足となって動いているのは、はっきり言ってネトウヨですから。僕なんかが講演をやると必ず押しかけてくるネトウヨ軍団が、名古屋市内でも日章旗とか旭日旗を立てて側面支援をしています。また、名古屋には弘道会という山口組当代組長を輩出しているヤクザ組織があるんだけど、同会とも深いつながりを持つ司政会議という右翼団体がある。司政の「司」は司忍六代目山口組組長の司です。その司政会議という弘道会系の右翼団体なんかが、隊服を背広に着替えて、署名を呼びかけている。強面だからすぐにわかるんですけれど、そういう人まで動員せざるをえないほど、この運動が極端なものになっているのは間違いない。

ええと、手足になっているのは「ネトウヨ」なのか「弘道会系の右翼団体」なのか、どっちかにしてもらえませんか(笑)。何にも考えずに発言しているからこういう矛盾したことが言えるのだろうな。それとも、彼らの脳内では「ネトウヨ=弘道会系の右翼団体」なのだろうか。もしもそういう認識であれば、彼らの中では矛盾はしてないな、うん。






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