Ushijima

ゆるく建築を考える

建築を中心にゆるーく考えたことを書いていきます。

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フル・シット・パーク

フル・シット・パークという公園を最近開発した土地でよく見かける。 この言葉は、近年注目されたワードの「ブル・シット・ジョブ」をもじった形である。 フルシット・パークの定義 Full-Shit-Park 直訳すると、いっぱいの「クソ」で満ちた公園。言い方を変えると、完全にクソな公園である。 それは人が使いたいと思わないし、メンテナンスが必要のない公園と定義する。 ブルシットジョブでは雇用を維持する、リスクを分散させるなど多少の欺瞞に満ちていながら、多少なりとも社会的な役にた

地方の建築家が「作品?」を作らなくてはいけないこと

地方を拠点に活動を始めて早二か月が過ぎ、生活は東京にいた時とほとんど変わっていない。変わったのは月一回の休みの日のレジャーの選択肢の多さだろうか? 地方で建築作品を作ること現在は長浜のNCCスペースの設計に関わっており、そもそも「建築家」ってという話を一般の人に向けてまとめた。 https://note.com/ncc_shiga/n/n57dbe2362996 そんな中で地方で「建築家」が「作品」を作る意味についてきちんと考えなくてはいけないことを強く感じた。 何故な

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記憶と人の思いと木之本と

ここ数年ひとの「記憶」に興味を持って設計してきた。 それはひとが感情的なことを忘れっぽくなっていると感じるからだ。 都市部ではコピペが可能なセメント材に覆われて、時が経っても変化しにくい建物に覆われている。表面が汚れれば、上から塗りなおされれば元に戻る。人の記憶に残りにくい。 地方では、人の記憶が残っている建築物が多く残る。そしていつも保存か解体かの問題が起こる。そのような建物はほとんどの人にとって無意識的に残っている。話に出すと、近隣の人はたいてい「あーあの建物ね。」とい

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「怒」という感情

近年「怒」という感情が嫌まれる。 大企業では部下に対して、パワハラ行為にあたるから「怒」という感情を表すことが禁止されている。スティーヴ・ジョブズも英雄視されているが、すぐに怒鳴りちらしていたという彼も一歩間違えればパワハラ親父として認定され、今ほどの名声もなかったかもしれない。 またこの「怒」という感情をうまく表せなかったり、そもそも怒ることが出来ない人も多くなっているのではないだろうか。そして「怒」という感情に対しての免疫もなくなってきているのではないだろうか。自分自身

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すこし難しく建築を考える

建築について、ちょっと小難しく考えたことをまとめていきます。

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記憶と住宅

今後の日本の住宅について イタリアから日本の住宅についてのショートインタビューがあった。 これからの日本の建築家の住宅はどうなるかという問いに対して、簡単に「物質的」になると答えたけど、しっかりと考えをまとめてみました。 ハウスメーカーの住宅 まず日本の住宅は建築家が作るものとハウスメーカーが作るものを大きく分別して考えなくてはならない。ハウスメーカーが作る住宅は、高耐震性ながらコストを抑えることが重視される。これはもちろん地震の多い日本ならではの傾向で、1995年の阪神

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記憶の共同体

もうひとつ、自分が設計するときに意識していることについて 共同体について 共同体を営むことは生物として人間とそれ以外のものに隔てるものではない。 しかし、人間とそれ以外の生物の共同体の大きな違いは個体間の相互扶助の役割が大きい。人間は時にミツバチのように群れとして一体化することもあるが、基本的には利己的な存在である。そのような利己的な存在が、空いた両手で食料を共有することによって、お互いを助け合う共同体を持つ人間として進化してきた。われわれが文化を持つにつれて、視覚的に共

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Re:象徴性

現在自分の設計において大切にしていることが二つある。 「象徴性」と「記憶の共同体」である。今回は象徴性について考えてまとめてみた。 建築と象徴性日本人が象徴性を考えるときに最もイメージしやすいのは「天皇」である。日本人にとってシステムの一部としての「君主」ではなく、血縁や思想、歴史を超えた日本国、民という抽象的概念の代表としての「象徴」はふさわしい言葉であるのではないだろうか。この象徴によって内発的に心を落ち着けられる人は多くいるだろう。災害時の慈善活動や日々の政、文化・伝

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