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【豆知識】どうしてわんちゃんはヒゲが生えているの?実はとても大切な役割があった!

わんちゃんの口周りには、哺乳類によく見られる“ヒゲ”が生えています。顔をペロッとされたときにツンと当たると、少しくすぐったいですよね。飼い主様によっては、トリミングサロン等でカットしてもらうこともあるかもしれません。

実は、わんちゃんのヒゲには大切な役割があることをご存知でしょうか?今回は、ヒゲの世界を知っていただけたらと思います。

ヒゲの構造について

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●被毛の約2倍もの太さがある!

わんちゃんの被毛は、皮膚の奥深くに根毛があり、1つの毛穴から何本もの細い毛が密集して生えているため、あれほどまでフサフサと身体が被毛に覆われています。

一方でヒゲは、普通の被毛に比べると約2倍近く太くしっかりしており、被毛の約3倍奥深くに埋め込まれているんだそう…!確かに被毛に比べると硬さがあり、がっしりした印象のある毛質をしていますよね。

●神経や筋肉につながっている

わんちゃんのヒゲの根元には神経があり、何か外部のものが触れるとその刺激をキャッチする仕組みになっています。確かに私が飼っていたわんちゃんも、ヒゲを触ると極端に驚いたり、ときには嫌がることもあったような…。そのような反応も、神経に通じているからなのでしょう。

また、筋肉にもつながっているため、ヒゲを前後に動かすことが可能です

面白い!ヒゲの役割について

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●外部センサーの役割がある!

わんちゃんの顔の表皮や皮膚には、環境の変化や空気の流れ、対象物の質感など、周りにあるさまざまな情報を感知することができる“メルケル細胞”が広い範囲にわたって張り巡らされています。人も、口や指先など限られたところにあることで知られています。

特にわんちゃんのヒゲが生えている部分には、メルケル細胞がいっぱい密集しているんだとか…!ゆえに、口周りを触られるのは敏感なわんちゃんが多いのです。

また、わんちゃんの目の上にもヒゲが生えています。これを上毛と呼び、もし何かが毛先に当たると反射的に目を閉じるのに役立っています。ヒゲは、わんちゃんを危険から守るための役割も果たしているのです

●気分をあらわす役割も

わんちゃんは本来、群れで生活していたときにヒゲで感情を伝達していました。例えば、捕食行動をするときに仲間とコミュニケーションをとるときに用いられたそうです。今は、わんちゃんが家族として迎え入れられるようになり、あまり使用されなくなってきました。

ヒゲは切ってもいいの?

よくトリミングサロンのメニューで“ヒゲカット”がありますよね。飼い主様によっては、おうちでカットされる方もいるかもしれません。では、わんちゃんのヒゲはそもそも切るべきなのでしょうか?

●切ってもOK!ただし、切らなくても問題なし

実は、わんちゃんのヒゲは半年に1回のペースで生え変わります。そのため、特段切らなくても問題なく、自然と生え変わるのを待つ程度でいいでしょう◎

「見た目を可愛くしたいから」とヒゲをカットする飼い主様が多くいますが、先ほどもお話したように、ヒゲには“外部センサー”という大切な役割があります。飼い主様本位とならないように気をつけましょう

●抜くのは厳禁

わんちゃんのヒゲは、神経とつながっているものです。むやみに引っ張って抜こうとすると、痛がったり、出血をしてしまうと化膿のリスクも…。もしケアする場合はカットするようにしましょう。

カット方法は、まずはきちんとわんちゃんの顔が動かないよう固定します。皮膚などを傷つけないよう十分に注意しながら、ヒゲの根元に近い部分をカットしましょう。トイプードルなどの被毛がフサフサしたわんちゃんは、ヒゲと被毛の区別が難しいため、トリミングサロン等でカットしてもらうことをオススメします◎

●シニアのわんちゃんなどはヒゲを切らないでおこう

わんちゃんは高齢になると、感覚が鈍くなったり嗅覚が衰えたりします。すると、あらゆる情報をキャッチする能力が低下します…。そんなときにヒゲがないと、より生活が不便になってしまいます。

先ほどもお話しましたが、わんちゃんのヒゲはとても敏感で、環境の変化や周囲の状況を感知するのに役立ちます。もしわんちゃんがシニアなって嗅覚が弱まっているようでしたら、生活のためにもヒゲは切らないようにしましょう。シニアでなくとも、視覚や嗅覚、聴覚が弱いわんちゃんは、より安心して過ごすためにも残してあげましょう。例えば、もし目が悪かったとしても、ヒゲがあることにより目の前の障害物に気づくことができるんだそうです!

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以上、わんちゃんのヒゲの世界をご紹介いたしました!

意外と大切な役割を果たしていて、驚いた方も多いかもしれませんね!年齢や体調によっては、ヒゲのあるかないかで生活の質も変化することを知っていただけたかと思います。当たるとツンとしてくすぐったいヒゲも含めて、まるごとわんちゃんを愛してあげたいですね◎

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