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人とわんちゃんの生きている“時間感覚”には大きな差があった!

私たちとわんちゃんは、体格や生活様式など、さまざまなことが異なりますよね。実は、わんちゃんが普段感じている時間感覚も、人とまったく異なると言われています!

今回は、わんちゃんの生きている時間感覚や、加齢スピ-ドなどについてお話いたします。

わんちゃんには“時間”という概念がない

1日の24時間サイクルや暦は、人が太陽の動きなどから創り出した、ある意味“生きる指標”のようなものです。そのため、わんちゃんには“時間”という概念がなく、「今このくらいの時間が過ぎている」などと認識することはできないと言われています。わんちゃんは、純粋に“今”だけを生きている生き物と言えるかもしれません。

一方で、過去や未来というような時間軸が、感覚的ではあるものの備わっているような印象です。“過去”や“未来”という概念そのものはないものの、「ここ前にも来たことがある!」「そろそろお散歩に行く時間かな?」というような具合で、環境や飼い主様の行動から、記憶を辿ったり推測したりする感覚がわんちゃんにもあるのでは…?というのが私の見解です

わんちゃんの1日は、人の3日相当?

では、わんちゃんにとっての1日は、人と等しく24時間なのでしょうか?

実は寿命などから推測すると…なんと、わんちゃんの1日は7時間程度と言われています。つまり私たちが1日過ごすだけで、わんちゃんは3日以上を過ごしたことになります。例えば、7時間お留守番をさせている間に、わんちゃんの1日は終わっている、ということ…。もしお散歩を2日サボってしまうと、なんと約1週間お散歩できてないことになってしまうんです。

もちろんこれは人が創り出した“時間”という概念に換算した数字ですが…1日=7時間と考えると、わんちゃんと過ごす時間が、改めてとてつもなく貴重なものに感じますよね。

わんちゃんの加齢の話

人と比べると、わんちゃんは成長スピードも早い生き物です。個体差があるためあくまで目安ではありますが、ご参考までに…!(参照:https://gstore.jp/hpgen/HPB/entries/35.html)

●小・中型犬:生まれてから1年で約17歳、2年目で約24歳になります。それ以降は年ごとに約4歳ずつ加齢していきます。
●大型犬:生まれてから1年で約13歳になります。それ以降は年ごとに約7~8歳ずつ加齢していきます。

わんちゃんはシニア期に入るまでなかなか見た目に年齢が出ないので、加齢を感じにくいです。それなのに、まだ生まれて1年で約13~17歳ばで加齢しているだなんて…かなり驚きの事実ですよね。見た目にそぐわず、わんちゃんは私たちよりもどんどん老いていっているのです。

わんちゃんの平均寿命は短い

加齢スピードが早いゆえに、わんちゃんの平均寿命は人に比べるととても短いです。2020年の厚生労働省のまとめによると、日本人の平均寿命は男性81.64歳、女性87.74歳と、過去最高であることがわかっています。ちなみに女性は世界1位、男性は世界2位となっています。

一方で一般社団法人ペットフード協会が行った『平成30年 全国犬猫飼育実態調査』によると、わんちゃんの全体平均寿命は14.29歳。近年の動物医療の発展により平均寿命は延びているものの…人と比較すると、やはり短い印象です。

一緒に過ごす時間を大切に

先ほどもお話したように、わんちゃんの1日は約7時間で終わってしまいます。その時間をどれだけ有意義なものにできるかは…飼い主様の行動次第であると言えます!むしろ、幸せにする義務があると言っても過言ではないかもしれませんね。

これは決して脅しなどではなく、単純な真実です。なぜなら、わんちゃんを家族として迎え入れたのは、まぎれもない飼い主様あなた自身です。わんちゃんの限られた時間のなかにどれだけ幸せな思い出を刻むことができるのか…きちんと考えれ行動してあげましょう。

また、健康寿命について知ることも大切です。健康な身体を維持するためにできることは、≪わんちゃんの健康寿命はどのくらい?健康維持に役立つ6つの習慣とは≫でご紹介しています◎

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