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採用活動を通して私が感じたこと 2024ver. 【後編】

みなさん、こんにちは。
生塩工業に入社して4年目、広報担当のimaです。
当社はプラント配管工事を手掛ける企業です。
 
みなさん、前回のnote記事はみてくれましたか?今回はその続編です。
 
無事に会社見学会を開催することができましたので、ご報告させていただきます。
 
まず前提として…私たち生塩工業は『若い人の採用』に力を入れています。なかなか興味を持ってもらうことが難しい業種ではありますが、どうしたら若い人に興味を持ってもらえるかをテーマに採用活動を行っています。
 
直近4年間は、毎年求人募集定員以上の応募が集まり、会社見学会を開催できています。
今年度は県内から3名の生徒さんが参加してくれました。
 
今年度の会社見学会の様子や最近の高校生の傾向をご紹介できればと思っていますので、最後まで読んでくださると嬉しいです。
 
さて、みなさんは高校にくる求人数と高校生の就職希望者数はご存じですか?
少子高齢化が進んでいる今、働き手が足りないといった企業さんも多いようです。
 
今では大手企業までもが高校生をターゲットに採用活動をしているところもあり、競争率がとても高くなってきています。特に中小企業はネームバリューが低いこともあり、なかなか難しく深刻な問題にもなってきています。
 
わかりやすく数値を自分なりに調べてまとめてみました。
 
今年度、高卒新卒を対象とした求人数は「482,270件」。昨年度が「443,803件」なので、求人件数がなんと約5万件も増加しています。
 
この数値をみて、高校生からみたら就職先の選択肢が増え、やりたいことを仕事に繋げられる可能性も大きくなりメリットが多い。しかし私たちのような中小企業側にとっては母数が増え、さらに選ばれにくくなるというデメリットが多いなと感じました。
 
また、今年度の高卒新卒者の求職者数は「121,123件」。昨年度が「127,157件」なので、約6000人減少しています。
 
求人数が増える一方で、就職を希望している高校生が少なくなってきているので、より一層厳しいと感じました。
 
そして、現在の求人倍率は約4倍です。つまり高校生1人を4社が取り合う状況ということ。
 
この数字を見れば、私たちがどれだけ厳しい挑戦をしているかが伝わるかと思います。
 
会社見学会は、「この会社いいかも」や「働きたい」と思ってもらって初めて開催することができます。さらに高校生が応募できるのは1人1社までとなっているので、会社見学会に参加する人数も限られてきます。
 
生塩工業の会社見学会に参加した高校生の傾向(自社調べ)
 
今年度は県内から3名の生徒さんが参加。とても真剣に説明会に参加してくれていました。
 
毎年、会社見学会の最後に質問タイムを設けています。例年では福利厚生などの質問が多かったですが、今年は仕事内容や資格についてなど職種に関する質問が多く、やりたいことが明確だと感じる場面が多くありました。
 
また、私が高校生の時は会社見学=採用選考の生徒が大半でしたが、今年は複数企業の見学会に参加しているのかなと感じることも。
 
今年の傾向として、やりたいことを仕事にしたい生徒さんや、慎重に将来を考えている生徒さんが多いなと言う印象を受けました。
 
 
今後の課題を考えてみる
 
デジタル化が進む今、求人票も紙ベースでは無く専用サイトで職種を検索して絞って探せるようです。
つまり、今まではペラペラめくっていた求人票で見つけてもらうことが多かったのですが、それが無くなるということ。
 
なので、私たちもこのままではいけないのです。もっと「生塩工業の魅力」の伝え方を考えていかなくてはなりません。
 
しかし高卒採用では、生徒に私たちの言葉を直接伝える事が難しいのです。
まだまだ課題だらけですが、この危機感から脱却できるよう前進するのみです。
 
今回で採用活動も5回目となりましたが、未だに生徒さんがどこを決め手にして選んでいるのかは分かりませんが、人それぞれなので正解も不正解もないと思っています。
なので、私たちは様々な方向から出来ることをなるべく多く取り組んでいくしかありません。
 
もちろん、折れそうになることもありますが、失敗しても糧になると信じて今後も様々なことに挑戦していく予定です!
 
今後も生塩工業の採用活動物語を見守ってくださると力になります!

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