高校の古文がわかりません
「古文の授業がぜんぜんわかりません」
進学校に入学したばかりの高校生の生徒さんからこんな怒り!?をぶつけられました(笑)
中学の古文の教科書は注や訳がたくさん書いてあって、それを頼りに日本人の日本語感覚を生かして読んでいけば何とかなったと思います。テストも同じです。
読解というより鑑賞という感じ。
でも、高校の古文はガラッとかわります。
よくいわれるのは古文は外国語だと思えということ。学校の授業も本文を品詞分解して英語の授業のように訳していきます。古典文法と古文単語のマスターが欠かせません。
中学では現代文で国文法をやりますが、これも苦手な人が多いです。ただ、入試にはほとんど出ないので、スルーしても大勢に影響はありませんでした。これをやるくらいならほかの科目をやった方がいいよとよくいいます。
でも、高校の古文ではその国文法の古典版が出てくることになります。中学時代の国文法への苦手意識がさらに古文嫌いを生んでいると感じます。ぼくもそうでした。
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ただ、ここで落ち着いて気持ちを切り替えてください。大丈夫です。
大学受験で必要とされる古典文法や古文単語はそれほど多くはありません。英語と比べたら10分の1もありません。
また、問題文(古文)を英語の長文読解のように正確に細かく読み取る必要はありません。内容の理解は多少浅くても、問題が解ければいいというレベルで十分です。
問題は傍線部の古文単語の意味や文法の知識を使った解釈を問うものです。また、本文の全体的な解釈を問うものです。
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ただ、問題は学校の授業が難しいことです。わかる人はいいんですけどね。ぼくはわかりませんでした。
いきなり細かい品詞分解をやると情報量の多さにメンタルをやられて、めげてしまうんですね。
そんなときは最初の一歩を踏み出すための勉強が必要です。これができれば、学校の授業に乗っていくことができます(これをやってくれる先生にあたったらラッキーですね)
これは古文に限りませんが、最初のハードルを越えるための勉強は細かいことや例外を省いて基本だけを説明してくれる授業や教材です。
まずはこれを3回やりましょう。高校1年生の今の時期(今、5月です)はおそらく動詞の活用をやっていると思います。
であれば、まだいくらも進んでいません。ここを一気に3回繰り返しましょう。週末に十分できちゃいます。
今は超基礎を扱ったすばらしい教材がどの科目でも存在します。
例えば古文であればこんな教材がおすすめです↓
古文教室 古典文法編 (超基礎がため) 望月光
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今回は古文の最初のハードルの越え方をお話しました。一度、ここを乗り越えてしまえば、今後3年間がすごく楽になります。だまされたと思ってやってみてくださいね。
ぼくもそうでしたが、覚悟を決めるしかないと思います。逃げ腰でやると脳が拒否してしまって頭に入りません。
これはもうやるしかないことだと思って、たんたんとやってみてください。やったら意外とできるものです。
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