見出し画像

命にふれる大切さ

高秀牧場では、酪農体験を行なっています。

よくある乳搾り体験、、だけではなく、2時間がっつり牧場ツアーです。

身近な牛乳、乳製品のはずなのに、なんだか遠くなってしまっている牧場のこと、牛のこと、酪農のこと、知って欲しいと思い、観光牧場ではない、リアルな牧場をお見せしながら話をしていします。

また、仲間と牛を連れて小学校を訪れる出張酪農体験もやっています。

牛ってどんな餌を食べてるの?
毎日どれくらいの牛乳を出してくれるの?
赤ちゃん牛はどのくらいの大きさ?

子供達は、たくさんの質問を投げかけてきますが、全て答えます。

実際に牛に触れ、そこにたしかに存在する命のあたたかみを感じてもらいます。


牛は牛乳だけでなく排泄物も堆肥として役に立ち、命懸け終わった後も肉になって人間の命をつないでくれるんだよ。

牛だけじゃない、豚も、鶏も、魚も、野菜や果物だって、命を犠牲にしてくれるから人間が生きていける。

命の犠牲無しに、人は生きていけない。

命への感謝の言葉が「いただきます」だよ。

たくさんの命に生かされている自分の命を大切にしよう。食べ物を無駄にしないようにしよう。

命の授業で、しめくくります。

給食の食べ残しが少なくなった。
いじめがなくなった。
苦手な食べ物も頑張って食べられるようになった。

こんな感想を聞くたびに、胸がいっぱいになります。

触って、匂いを嗅いで、自分で感じる、五感をフルに使う体験の提供をこれからも続けていきたいなと思います。

子供達は、感じ、学んだ瞬間に顔つきが変わります。初めは自分より大きな動物に怯える子もいますが、牛の優しさ、あたたかさに触れ、キラキラした笑顔と興味津々な表情を見ると、生きがいを感じます。

小学校の時に酪農体験に参加してくれた子が、高校3年生になり、酪農を学ぶ大学を受験すると連絡をくれました。

体験をやる中で、あわよくば、たった1人でも未来の酪農家が現れてくれたら、、と願っていました。

嬉しいなぁ、、。嬉しいなぁ、、、。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?