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完璧にできないならやらないとかナシで

私はストックフォトの人物撮影をコンスタントに7年間の間、月に2〜5回のペースで続けてきました。途中産休で3ヶ月とか開くこともありましたが、仕事が詰まってようが、乳児がいようが、人から発注されるのでなく、自分で企画して自分でやると決めるストックフォトの撮影を切らすこと無く続けてきました。


こうするためには、ある考え方が大事です。
それは…「準備万端の状態じゃなかったら撮影しない」とかいう真面目さを捨てるということ。
仕事が忙しくてストックフォトの撮影に対して充分な用意ができないからやらない、とか、妊娠やら授乳やらで体力がいつもの半分しかないからやらない、とかナシです。


クライアントから依頼を受けてやる仕事の撮影は、責任を持って全力でやるか、潔く断るかのどちらかしか選択肢がありません。だから受けることができる案件は激減してしまいました。自由が効かない身でほどよく調整して人からもらう仕事で働くなんてとても難しい事です。


でも、ストックフォトはクライアントがいないんだから、100%の状態じゃなくたって50%くらいのパフォーマンスしか出なくて、ぐだぐだだってかまわないのです! はっきり言って近年私のストックフォトの撮影現場はほとんどぐだぐだです。子供がいなかった時代と比べたら生産能力ガタ落ちです。(子供がいなかったときは仕事が忙しすぎてダメだったけど…)
かかる経費は同じなのでコスパ的にはそりゃ厳しくなりますが、やらなかったら0%だけど、とにかくやれば積み重なります。現場を作れば、何かは撮れます。
天気が悪かったら、希望のモデルさんが捕まらなかったら撮影延期するとかも絶対ナシです。私は仕事でリスケされるのが大嫌いです。メイクさんやらモデルさんやらフリーランスのスケジュール押さえといて無しにするってどんだけやめて欲しい事か知っているので人には極力やりません。
雨が降ったらロケやめてスタジオでライティングして撮ればいいんです。かなり天気運悪いカメラマンなんでどっちでも行けるように予定組みます。空いているモデルさんが運命と楽しんで無謀な直前キャスティングもよくやります。


と、このくらいの適当さじゃないと、他のことしながら月に数回の撮影はなかなか続けられないんですよ、ということのご紹介でした。これからもしばらく適当にがんばります。適当だからこそ楽しめるし続くんです。




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