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夢日記524 ~ 不勉強な生徒 ~

 私のところにやってきた中1の女子生徒が、「問題を出してください」と言ってきた。しかし、私がテキトーに問題を出したところ、彼女はまったく答えられなかった。そこで、私は「明日、もう一度来なさい」と言って追い返した。

 その翌日、彼女は、もうひとり別の女子生徒を連れてやってきた。私は、講堂のようなところに移動して、その生徒らへの小テストを実施することにした。講堂には、彼女らとは別に上級生がたくさんいて、みな勉強していた。また、その生徒らに混じって、何人かの先生が研修を受けているようであった。

 とりあえず、私は、先ほどの2人の女子生徒に「天正の遣欧少年使節の名前を言ってみなさい」と問題を出した。しかし、彼女らは答えられなかった。しかたなく、私は講堂にいた人たちに同じ質問をして、挙手した人を順番に当てて、ひとりずつ答えを言ってもらった。挙手して答えた人の中には、あまり歴史に詳しそうにないM先生も含まれており、私は少し感心した。

 しばらくして、答えとなる4名の名前がすべて出たところで、私は2人の女子生徒のところに戻り、「みんなの前でこんなこと聞いて失礼やけど、勉強してきた!?」とやや強い口調で聞いた。彼女らは「してきてません」と答えた。そのため、私は「帰れ帰れ!!」と罵声を浴びせたうえ、彼女らに「時間のムダや! ぼくは、早く帰りたいねん!」などと言い、彼女らを講堂から追い出して、自らも講堂から出て行った。

 その後、家に帰ろうと道を歩いていたら、道路に大きな標識のようなものが立っているのを見つけた。その標識には、「近々、皇居がこの場所に移転する」という意味のことが書かれていた。どうやら、入念に準備したうえで、皇居のさまざまなものを車に載せて、一気にここに運んでくるらしい。私は、本当にそんなことが可能なのかと、少し気になった。

                             < 完 >

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