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夢日記519 ~ Mさん姉妹 ~

 なぜか、私の家に生徒のMさんが来た。彼女はまだ高3なのに、どこかの学校の定期テストと思われるものを淡々と採点していた。私は、どういう事情であれ、高校生がそういうことをしているのは問題だと感じた。しかし、私はあえて何も言わなかった。

 その後、私は風呂に入ることにした。Mさんがすぐ近くにいるのに無防備なユニットバスに入ることに抵抗はあったが、私は細心の注意を払って衣服を脱ぎ、風呂に入った。しかし、浴槽の内側に、少し大きめの枯れ草やトンボの死骸のようなものがへばりついていた。私はまず、それらを捨てようとした。私は何を思ったか、枯れ草やトンボの死骸などがまだ浴槽にへばりついているのに、浴槽に水をためた。そして、大きな容器で浴槽の水ごと枯れ草やトンボの死骸などをすくい、浴槽の外にぶちまけた。その結果、ユニットバスの周辺は水びたしになった。

 このタイミングで、私は部屋にMさんがいたことを思い出し、「Mさんにこの惨状を見られたら恥ずかしい」と強く感じた。しかし、私が風呂から出てみると、Mさんの姿は消えていた。どうやら、Mさんは食事をするために、外に出たらしい。それはよいのだが、Mさんは私の家のカギを持っていないので、彼女は外に出る際に、玄関のドアを施錠していないはずである。確認してみると、案の定、玄関のドアは施錠されていなかった。それどころか、玄関のドアは少し開いていた。そして、開いたドアの隙間から、マンションの清掃員が廊下を歩いている姿が見えた。その直後、清掃員はドアの隙間から玄関に入ってきて、玄関の掃き掃除をして去っていった。私は、清掃員が玄関に入ってきた瞬間はギョッとしたが、清掃員が掃き掃除をしてくれたようすを見て、「こういうことだったら、定期的にやってくれてもいいのに」と思った。

 しばらくして、マンションの廊下が騒がしくなった。ドアの隙間からようすを見てみると、何名かの教え子たちが廊下でバタバタと走り回っているのが目に入った。どうやら、Mさんの姉が留学生を受け入れているらしく、Mさんの姉と留学生たちが廊下を走り回って遊んでいるようであった。私は、マンションの住人に迷惑がかかると思って、彼らを注意しにいこうと思った。

 このタイミングで、同僚のY先生(60代・男性)が、普通に部屋へ入ってきた。Y先生は、廊下で暴れ回っている生徒たちについて、「積み上がった、高さのあるハンバーガーの食べ方について教えてあげよったわ」と言った。どうやら、Mさんの姉たちは、日本のどこかのハンバーガーショップで販売されている高さ30cmほどの巨大バーガーの食べ方を留学生に教えていたらしい。私は、Y先生からその話を聞いても、特に何の感情ももたなかった。

                             < 完 >

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