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夢日記601 ~ 無限着火コンロ ~

 唐揚げを作ろうと思って、小鍋に油を入れ、鶏肉を揚げた。その後、私は揚げた鶏肉を小鍋から取り出そうと思い、小鍋を火からおろしてコンロ横に置こうとした。しかし、いくら置こうとしても、鍋底が滑って安定しない。片手で支えていなければ、鍋が滑って大事故になる可能性さえあった。

 私は状況を確認するために、いったん小鍋を絨毯に置き、先ほど鍋を置こうとしていた場所に異常がないか調べた。すると、鍋を置こうとしていた場所にかなりの油がこぼれていることが発覚したので、私は一生懸命に油を拭いた。

 その後、火を止めたコンロに小鍋を戻したところ、いつの間にかコンロのつまみがひねられていて、火がついていた。私は慌ててつまみを「切」の位置に戻したが、私がつまみから手を離した瞬間につまみはクルッと回り、再び火がついてしまった。私は改めてつまみを「切」の位置に戻したが、やはり手を離すとつまみが回って、また火がついてしまった。

 これを何度も繰り返しているうちに、私はつまみがどんどんコンロの内側に引っ込んでいっているのに気づいた。火がついているコンロの内側に引っ込んでいっているので、つまみはかなり熱を帯びてきており、ひねるだけでも一苦労になった。私は熱さをこらえながら、その後も繰り返しつまみを「切」に戻した。しかし、何度やっても同じで、まったく火が消える気配はない。

 そのうち、つまみはコンロの内側に引っ込みすぎて、私の手が届かなくなってきた。このままでは火事になってしまうので、私はマンションの管理人室に電話をかけようとした。しかし、電話をかけている間に火事が発生してしまったら、どうしようもない。私は、つまみから手を放して電話をするべきか、熱いのを我慢してつまみを「切」の位置でずっと固定し続けるべきか、非常に悩んだ。

 いつ火事になるかわからない恐怖におびえつつ起床。

                             < 完 >

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