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夢日記515 ~ ドロップキックをくらえ ~

 何者かが凶悪な犯罪を企んでいるらしく、そこらじゅうに厳戒な警備態制がしかれていた。しかし、犯罪を企んでいる者たちの姿は確認できず、私を含めて多くの人々の間に不安がよぎっていた。

 私は、外出先から学校に戻ってきて、教室に入った。その教室の窓から外を見てみると、驚くべきことに、窓の下に広がるグラウンドに人があふれかえっていた。凶悪な犯罪を企んでいる連中が、グラウンドに集結していたのである。しかも、警察の一部もグルだったのか、彼らの中に混じっていた。

 教室に立てこもっている我々の勢力と、グラウンドに集結している敵勢力は、人数はほぼ互角であった。しかし、グラウンドから教室に手榴弾のようなものが投げ込まれて、一部の人が負傷した。我々は、混乱状態に陥った。

 そんな中、グラウンドの連中が、大人が抱きかかえて運ぶほどの大きさの巨大爆弾を私の目の前に投げ込んできた。爆弾は、私の目の前でバウンドし、今にも爆発しそうであった。私の周りの人たちは、悲鳴をあげながら走り、爆弾から距離をとった。一方、私は「爆弾にドロップキックをくらわせてグラウンドにはじき返せば、敵勢力にダメージを与えられる」と考えて、勇気をもって渾身のドロップキックを繰り出した。しかし、私のドロップキックはあえなく空振りした。私は恐れおののき、必死で爆弾から距離をとりながら起床。

                             < 完 >

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