2019年に触れたコンテンツまとめ

 記憶が記憶であるうちに記録にしておきましょう。

小説

 2019年に読んだ本は147冊(12/23時点)。
 2018年は228冊も読んだらしい。ここからすごく月並みな意見になりますが、量より質を大事にしていきたいと思ってはいるけれど、質の高いものを多数見つけるには量を消化する必要があるので、ある程度の量を保っていかなければなと考えています。
 リアルなラインでいくと年100~150冊くらい。

 読書傾向としてはライトノベルが多い年でした。というかほとんどそう。
 特に印象的だったのは弱キャラ友崎くん。なんとなく読み始めたら3巻くらいから面白さが加速していき、結局最新刊まで追いつきました。キャラクターの解像度が非常に高く、ヒロインである日南葵が上位存在として君臨することで物語が自然に転がっているように感じます。
 ジャナ研の憂鬱な事件簿も大部分は今年読んだみたいですね。いわゆる日常の謎もので、全体的にトリックがわかりやすいきらいはあるものの綺麗にまとまった作品でした。半年に一冊のペースで出ているのもすごい。
 その他単巻ものでは読者と主人公と二人のこれから未完結ラブコメと運命的な運命論幼なじみが絶対に負けないラブコメあたりがなかなか刺激的でした。ラブコメを理解するために「ラブコメに自覚的なラブコメ」を選んで読んでいた時期がありましたが、正統派ラブコメを読むことがラブコメを知る第一歩なのでは、というところに立ち戻ることができたので、これを一つの収穫として今後も引き続き勉強していきたいと思っております。
 2020年は新作もそうですが、先日完結したやはり俺の青春ラブコメはまちがっている。や読むタイミングを逃した筺底のエルピスを読んでおきたい。ガガガ文庫ばっかだな。

 その他では、リバーサイド・チルドレンがよかったです。異国の価値観が丁寧に描写され、かつそれが本筋にちゃんと関わっていく気持ちよい作品でした。あとはひきこもりの弟だったIの悲劇2(野崎まど)、火星年代記などがぱっと思いつく面白かった作品です。特定の作家に注力して読むよりは読みたかった作品を優先していたような気がする。

 これは読書メーターの2019年ランキング。
 順位は手癖で決めています。

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漫画

 本当に読んでいないのでこの見出しは不必要だったかもしれない。

 しいて言えば、芳文社からCOMIC FUZというアプリがたしか4月ごろにリリースされ、待望のきらら定期購読が開始されたことに感激したのでそれだけは読んでいました。
 せっかくなので各誌での推し作品を挙げておきましょう。
 本誌(まんがタイムきらら)では、やはり今年もゆゆ式が変わらぬ質を保っていますね。うらら迷路帖三者三葉が連載終了し一気に層が薄く見える本誌で、名実ともに看板と呼べる作品でしょう。
 キャラットは唯一昔から(5年くらい?)購読している雑誌です。系列ではここ数年トップをひた走っているという印象で、特に今年はまちカドまぞくがアニメ化もあり躍進しましたね。ずっと好きだった作品なので素直に嬉しい。あとはRPG不動産に可能性を感じたりすわっぷ⇔すわっぷの打ち切りを悲しんだりしていました。ひだまりスケッチキルミーベイベー他の長期連載組も面白く読めています。
 MAXは新鋭が印象的です。ぼっち・ざ・ろっく!やら初恋*れ〜るとりっぷはアニメ化もそう遠くないのかなと感じています。個人的に少し気になっているのはジェネリックゆゆ式こと社畜さんと家出少女
 フォワードはストーリー重視のため、中途で読み始めてしまうのが忍びなく丁寧に読んでいない作品が多いですね。すみません。アニメ化も決定した球詠はさっくり読んでいてもスポ根ものとしてストレスのない出来。ついに完結したがっこうぐらし!も大学編の途中で読みが途切れているので読み直したいところ。津留崎優先生の新作、SA07にも期待しています。
 あとはCOMIC FUZ独占連載となったゆるキャン△もちょくちょく読んでいますが普通におもしろいですね。キャラ間の関係性が進むのと並行してソロキャンプの楽しさを描いているのが良い。

 この世には漫画が多すぎるので、せめて人気作は抑えておきたいですね。そろそろ逆張りをする年齢でもなくなってきた。

アニメ

 アニメも去年に比べるとあまり見ていないような気がしますね。娯楽をゲームとVtuberに振った一年だったなと改めて振り返る。

 2019年冬アニメといえばバーチャルさんはみている。途中5話くらいから始まった曲紹介コーナーが7話くらいでリストラされたときは絶望のあまり夢を見ているのかと勘違いしました。でも、まあ、なんだかんだで、総合的に見たら、やっぱりつまらなかったなあ。もちろん感想は人によって違うだろうけど、YouTubeという無限の選択肢を持つプラットフォームと戦うなら何かしら戦略が必要だったのかな、とか。
 春以降ではKING OF PRISM -Shiny Seven Stars-八月のシンデレラナイン異世界かるてっと手品先輩を見ていたようです。キンプリはダイジェスト感はあれど求めているものが提供されていたので満足する一作でした。その他は特に言うことはないですが手品先輩は今年一番おもしろいアニメです。

 過去作ではゾンビランドサガアニメガタリズ刀使ノ巫女を見ました。あとはヒナまつりも見たし、うらら迷路帖ガーリッシュナンバーも見ておきたいなあと思います。
 話は変わりますが、2019年は本渡楓さんの躍進の年になると予想していたもののいまいち振るわなかった印象がありますね。2020年もぜひとも頑張ってほしいところです。

ゲーム

 2019年は意図的にいろんなゲームを遊んだ年でした。
 ちゃんとクリアしたのは30本くらい?

 おそらく2019年初めにプレイしたのはYIIK: A Postmodern RPGでした。近年のインディーズゲームはフルプライスのパッケージゲームとも遜色ないような質のものが多く、特に僕はインディーズに関してはそれなりに評価を得た作品を選んでプレイする段階にいたので、一周して新鮮な気持ちを味わえました。つまり、プレイするゲームはちゃんと選ぼうということです。
 インディーズではStardew ValleyFrostpunkCelesteBABA IS YOUなど良質の作品に多く出会うことができました。どれも説明不要の超有名ゲームですが特に記憶に新しいのはFrostpunkですね。SLGとADVが融合したようなゲーム性で、クライマックスには映画的な演出が盛り込まれ、絶望と感動の入り混じった複雑な感情のまま二周目をプレイすることになりました。何を言っているかわからないと思いますが、これはプレイしたらわかってもらえる程度にネタバレと抽象性のバランスを保った感想のつもりです。

 CSの新作ゲームではとりあえずファイアーエムブレム風花雪月でしょうか。過去にやっていたFEでは「中終盤で知らんやつが出てきたけど敵だからとりあえず殺す」という物語的な作業プレイが生まれることが何度がありました。本作ではそれを解消するために学園という舞台を用意し、先生という立場を与えて生徒との交友を深めさせ、そして殺させるという。とにかく構造自体が見事で、かつキャラの掘り下げも満足できる出来であり、IPの底力を感じる作品でした。
 プロ野球スピリッツ2019も発売されましたね。もはや発売されたことに感謝を述べるレベルのIPです。個人的にはペナントレースで選手の過去成績が見られるようになったことに感動しました(冷静に考えると、そんなこともできなかったのかという事案ですが)。
 ポケットモンスター ソード/シールドは記憶に新しいですしまだまだ継続してプレイしているところです。有名作は発売前後のお祭りが楽しいのでなるべく参加していきたい。

 10月くらいにPlayStation Plusというサブスクリプションサービス(一ヶ月)に登録して、そこでもいろいろなゲームをプレイしました。このへんの感想については過去記事で書いているのでそちらを参照します。
https://note.com/usermays/n/n1ca31a8e1093
 印象的なタイトルだけ書いておくと、Demon's SoulsTOKYO JUNGLEBloodborneゴッド・オブ・ウォーあたり。

 デモンズブラボで思い出しましたが、ダークソウル3もたしか2019年にプレイしたはずです。というか時系列としてはダクソ3が面白かったから他2作もプレイしたという流れですね。
 もともとアクションゲームに苦手意識があり、高難易度アクションという宣伝文句のついたゲームを避けるようにしていたので、ちゃんと一人で最後までクリアできてえらいなあとおもいました。えらいえらい。
 そういえば仁王もやりました。2も来年出るので積極的に挑戦していきましょうね。

 あとは、アプデが発表されて正直びっくりした遊戯王デュエルモンスターズ レガシー・オブ・ザ・デュエリスト:リンク・エボリューション(LotD)や、荒さはあるけどテンションの上げ下げが綺麗だった最悪なる災厄人間に捧ぐくらいがパッと思い出せる限りです。
 僕は記憶力が乏しいので、小説に関しては上述の通り読書メーターというサービスを用いて既読本を管理しています。常々思っていますがゲームにもそういうサービスが欲しいですね。理想の管理方法はSwitchのプロフィールのようにプレイ時間が同時に記録される形で、だからPS4が自動でプレイ時間を記録してくれさえすればあとは手動でまとめもするのになあとか考えています。PS5では他の機能はともかくそれだけは付けてほしい。

 今年は「ゲームをする」ためにゲームをプレイしていた部分が大きかったので、2020年は楽しむことを第一義に置きたい。
 3月のあつまれ どうぶつの森と4月のRoot Filmはずっと楽しみにしていた作品です。他にも幻影異聞録♯FE Encore初音ミク Project DIVA MEGA39’s千里の棋譜 ~現代将棋ミステリー~仁王2Cyberpunk 2077など、上半期だけでも期待しているゲームがいくつもあります。楽しみ。

アイドルマスター

 基本的にずっと心の片隅以上にはあったコンテンツなので、どこから今年なのか全然ピンときませんが、思いついた順に書きます。

 新アイドルが登場したのは今年だったはず。
 特に気に入ったのは久川姉妹で、O-Ku-Ri-Mo-No Sunday!は今年一番の私的ヒット曲と言っても過言ではありません。わかりやすい個性を打ち立てる久川凪さん(スカチケ1位おめでとう)と内に秘めた姉コンプレックスを徐々に広げて高感度を上げる久川颯さん、この対称性とその描き方に長年キャラクターコンテンツを運営してきた人間の手腕を実感しました。

 総選挙は来年も同じような形で実施されるのかわかりませんが、もし行われるのであれば、という想定は何度も頭を巡っています。
 なんとなくみんな感じていたこととはいえ、夢見りあむの存在によりいわゆる"浮動票"の大きさが明確に示されたのは大きな出来事でしょう。

 デレステで担当のフェス限が実装されました。
 去年のアニバ限定とは違い、まったく予想していなかったのでかなり狼狽した記憶があります。というかTP恒常があるから誰も予想にはあげてなかったはずで、安心しきっていたところを(イラストのクオリティも含め)後ろから刺されたような形だったので。
 担当のガシャ、いろんな感情表現の大元には嬉しさがあることをみんな理解しておいてほしいですね。実装されて嬉しいから引きたくなるわけで、引けないと泣きそうになるわけで。

 時間的/精神的余裕の関係で2019年はちゃんと触れられませんでしたが、2020年にはシャニマスやミリオンにも真面目に向き合っていけたらいいなと思ったり思わなかったりしています。できればね。
 アルストロメリア(楽曲)や太陽キッスなどいいなと感じた曲はいくつかあるので、あとはこれをキャラクター理解と繋げられれば深みへと落ちていけることでしょう。
 楽曲で思い出しましたが、2019年のデレマス曲ではバベルSecret DaybreakPaletteto you for meなどがよかったですね。あとカバーではがオタク度高くてすごくよかった。今年じゃなかったらごめんなさい。

 今年はライブにもまったく参加できていないので、とりあえず2月の京セラに向けてお気持ち表明の練習をしておく所存です。

HoneyWorks

 一番印象的だったのは、mona(CV. 夏川椎菜)によるファンサの公開でしたね。monaはアイドルで本名は成海萌奈、現状で高校1年生であり、姉にモデルとして活躍する成海聖奈を持ちます。他の出演楽曲には私、アイドル宣言があり、こちらも本人のカバーが期待されるところですね。ここ数日でワタシノテンシ(成海聖奈)、No.1(mona)と姉妹の関係性を掘り下げる楽曲が連続して投稿されており、今最も熱いアイドルコンテンツであると言ても過言でしょう。
 ファンサという楽曲は、アイドルmonaが周囲のやっかみや嫉妬と戦いながらアイドルとして人を魅了するさまを描いた曲です。僕はアイドルが汗をかくという事実が大好きで、それは偶像と人間が重なる瞬間だからなんだと思います。アイドルとは人を魅了する偶像的存在であるべきで、その目的のために全力で取り組んだ結果として出てしまう綻びとしての人間らしさ、その象徴の一つが汗という生物的な制約であるわけですね。

 記憶に新しいのはやはりハニワのアトリエですね。これは2019年12月から2020年1月某日にかけて行われるHoneyWork10周年記念のアートワーク展で、横浜のアソビル(横浜駅から徒歩数分)にて実施されています。
 僕はHoneyWorks新参で本格的に追い始めたのはここ2年くらいではありますが、それでも単純にボカロ好きとして知っていた部分はあったので、10年間の重みに打ちのめされながらも楽しめました。
 (ネタバレ注意)やはり特筆すべきは東京オータムセッションのフルアニメーションPVが限定公開されたことでしょう。この曲は東京サマーセッション、ウィンターセッションに続くシリーズ(?)の3作目で、曲自体も今回が初公開となっています。告白実行委員会のメインカップル3組・彼/彼女らの10年後を描いた本作は、過去楽曲のエピソードを振り返りながらすれ違いを解消していくという展開で、10周年を迎えたHoneyWorksの歴史を辿るという展覧会のテーマと自然に合致しているところが見事でしたね。新アルバムの発売が楽しみです。

 CHiCO with HoneyWorksのライブにも行きたいですね。近隣でも実施していたのにお金がなくて行けなかったので、これも今年の目標に挙げておきましょう。

VTuber

 去年どんなこと書いたかな、と見返したら項目すらなかった。
 忘れてたか途中で飽きたかのどちらか。
 界隈がどうこうを話すのは好きじゃないので、ここまでと同じように好きなものの話だけしようと思います。ほぼにじさんじしか見てません。

 とりあえず2018年からよく見ていたVを挙げておくと、剣持刀也卯月コウ緑仙笹木咲雨森小夜遠北千南MonsterZ Mate有栖川ドット獅子神レオナあたりです。他にはライバー系の切り抜きをちょくちょく見たり有名どころをさらったりしていたんだと思います。1年以上前ともなると記憶の信憑性が限りなく薄いですね。
 笹木咲が引退から復帰したのも今年らしいですね。毀誉褒貶はあれど、全部ネタにして替え歌という形で消化してやろうというのは最善策の一つだったんだろうと、今振り返るとそう思えます。

 2019年になってハマった(あるいはデビューした)Vとしては、久遠千歳KMNZ葉加瀬冬雪ニュイ・ソシエールEmma Hazy Minamiなどがぱっと挙げられます。にじさんじをそこそこ丁寧に追っていたら他箱に追いつけなくなり今に至る、みたいな戦略通りの動きをしてしまっていますね。
 KMNZのオリジナルアルバム、KMNVERSEは非常に良かったです。そもそもKMNZ LIZの声がめちゃめちゃ好きでHome Sweet Homeという曲を永遠にリピートしていたので、melty girlを聞いたとき満足感で体中から感情がにじみでてしまいました。リアルイベントにも参加したいですね。
 久遠千歳さんの引退はここ一年でもトップクラスに悲しい出来事でしたが、今後のご活躍を祈念しております。コールボーイめっちゃ好き。

 あとは2019年おもしろかった動画/配信を挙げておきたいんですが、紙幅を取るし、なにより網羅するのが困難なのでやめました。ものすごく気が向いたら別記事で書きます。

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