オーバーツーリズムはもう止めにしよう 【新型コロナを受けて】

私は旅行動画を見るのが好きだ。自分の財政状況ではまず行けないような旅行を体験した人の動画を見て面白がったり、自分と似たような旅行をした人の動画を見て参考にしたりしている。

しかし、これらの動画の多くでも述べられていることではあるが、観光には弊害も生じる。特に、その都市や町のキャパを超えた観光客の受け入れは「オーバーツーリズム」と呼ばれ、様々な問題を引き起こす。

例えば、以下のような事例がある。

北海道・美瑛でオーバーツーリズム解決のための資金調達、畑看板や農家と観光客をつなぐ仕組みづくりの一歩へ, 2020年4月13日取得

概要をつまんで言えば、北海道美瑛の人々のシンボルであったポプラの木が、それをぞんざいに扱う観光客のせいで、最終的に伐採に追い込まれたと言うことだ。詳しくは「北海道 哲学の木」等で検索すれば色々とでてくる。

これまで特に過疎部の町おこしの名目で外国人観光客を積極的に日本へと誘致する「インバウンド」が盛んとなっていた。

ところが、今度はあまりに多くの外国人観光客が日本へと大挙して、その地方の人たちや日本人観光客が多くの損害を被ってしまっている。

ここから私が言いたいのは、もう積極的に外国人を日本へと誘致するのはやめようと言うことだ

弁明しておきたいのは、私は外国人を憎んでいる訳でもないし、外国人が嫌いな訳でもない。日本人、外国人の枠組みで物事を考えるのがある種の差別構造を引き起こす懸念があるのは間違いない。でもオーバーツーリズムが日本を破壊しているのは事実だ。日本は観光大国だと下手なアピールをし過ぎたと思う。

今後コロナが収束しても鎖国し続けろと言うつもりはない。だが、もう無理に日本を観光大国として押し出すべきではないと思うし、それに伴う政策(観光ビザの緩和等)も止めた方が良いかもしれないだろう。

もちろん、観光地の人々からしたら彼らの生活がある訳だから、人は多く来るに限ると考える人も中にはいるだろう。私は今後、そのような観光地の人々が、観光客が減ったとしても可能な限り従来のような暮らしができるための方法を考えていきたいと思う。それを考えることは、今後コロナのような感染症がまた流行った時に、それらの産業の人々の収入を安定させることにもつながることだと思う。

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