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スクワットとデッドリフトの相互関係

MBCPOWER所属 宇佐美清孝です。
よくスクワットの練習をしていれば、デッドリフトは練習しなくてもデッドは記録が伸びていく!と言う人がいます。またスクワットとデッドリフトは脚力を必要とすることから、同じ筋肉を使っている種目と思われがちです。
本当にスクワットの練習をしていればデッドは伸びていくのでしょうか?またプッシュプルに出場される方はスクワットが競技種目に入っていないのでスクワットの練習は抜きでデッドリフトの練習のみしていれば、デッドの記録が伸びるのでしょうか?
自分の体験談からスクワットとデッドリフトの相互関係について個人的な意見を書かせていただきます。
2006年全日本パワーで自分はデッドリフトが282.5キロという低記録で終わってしまいました。(自己ベストは2005年4月に達成した307.5キロ)
1年間で急に弱くなってしまいました。2005年7月から2006年5月までの自分の練習内容は週1回のニーバンテージを巻いてのスクワットと週1回デッドリフトの練習。右膝が2004年の9月から怪我をしていて2006年の全日本パワーまでまったくノーギアスクワットをしなかった。
2006年の全日本パワーでのデッドのピーキング練習に入ると脚に全然力が入らなくて、デッドリフト250キロが引けない時が何度かありました。
1番の原因はノーギアスクワットを二年近く休んでいて脚力がなくなっていた。とにかくファーストプルでどんなに我慢してもまったくバーが浮いてこない。
過去の体験談からの自分の結論を言わせてもらいます。


①.デッドリフトが強くなる為には、必ずノーギアスクワットの練習が必要。(脚はしっかり鍛えるべき)
②.デッドリフトだけ練習してスクワットの練習はやらないでは、デッドリフトは強くなれない。
③.デッドリフトの練習をしなくてもスクワットだけ練習すればスクワットは強くなれる。(スクワットのみ強くなりたいのならデッドリフトの練習はいらない)
④.デッドリフトの練習だけでスクワットは練習しないではスクワットは強くなれない。
⑤.ニーバンテージを使用したスクワットのみの練習では脚力が強化されない。(一番苦しいボトムで楽できるので脚力養成にならない)


そして最後にスクワットの練習だけしていればデッドリフトの記録が伸びていく人。これは自分の推測ですが、背筋よりも脚力のほうが強い人に多いのではないでしょうか
脚力の強い人のデッドリフトは腰がやや低めで、背中が立っている、そして肩もやや返しに近い状態で引き始める。
このフォームでデッドリフトされる人は背筋を使う比率が大変少なくてすみ、脚を使う比率が大半を占めている為、スクワットの練習のみでデッドも伸びていく。と言う意見が出るのではないでしょうか。(もちろん指や腕が長い人、短い人いろいろな人がいるので一概には言えませんが)
要するにスクワットが筋力トレーニングの一番基本になる種目なんですね。
 

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