おおきなおともだち、絵本をめくる

本日はちょっとばかし、好きな絵本について書いてみます。子供の頃好きだった絵本ではなく、大人になってから読んだり読み直したりして、好きかな、と思った絵本について。もう子供の心には戻れないので大人の目線からで…←私を大人と呼んでいいのかどうかはとりあえず置いておいてくださいませ(汗)


①『ぐるんぱのようちえん』
西内ミナミ・作
堀内誠一・絵
福音館書店


説明不要の名作ですね。幼少期に自宅にありました。当時は「ビスケット腐らないかな…」と心配していたくらいで(笑)楽しく読んでいましたが、大人になるにつれて内容は色が褪せるように記憶から抜けていきました。

しかし心のどこかにずっと引っ掛かっていたらしく、ある日書店で懐かしさから手に取ったところ、衝撃。衝撃のあまりレジに持っていってしまった。買ってしまった。だからこれだけは現在も持っています(本日紹介する本はぐるんぱ以外は手元にはありません)。

知人に「この絵本ヤバいんですけど」と読ませてみたところ、序盤で「ひいいいいいー!」と叫んでページを閉じてしまった。わかる。めっちゃわかる。この絵本、躓きだらけな人生の人間にはめっちゃくそ身につまされる。何この絵本。ずっと引っ掛かっていたのは薄々こうなるって分かってたからじゃないのか自分!ひいいいいー!

ちょっとばかし人生に躓いて自宅にこもりがちだったり、転職に次ぐ転職を経験したりしている人に、「この絵本懐かしいでしょ」とうっかり渡すと「ひいいいいー!」と叫ばれてしまうかもしれません。十分ご注意ください…。

もちろん、叫ぶだけで終わる絵本ではありません。めちゃくちゃ深い。こんなに深い絵本だったのか。叫んでしまうのは子供には持てない視点が人生を重ねるうちに備わったからです。その視点で読み進めていくと、ラストには涙が止まらなくなります。ヤバい。本気でヤバいわこの絵本。

もちろん、純粋に子供の目線で迫力ある色づかいやかわいい絵柄を楽しんでも大丈夫。て言うか本当はそっち(笑)。我々が勝手に深読みする大人になっただけです…。

私はいつか「ようちえん」に辿り着けるのだろうか。今が人生でいちばん、この絵本が刺さってくるかもしれない…。←人生最大に躓き中


②『おじさん あそびましょ』
長新太
絵本館


時々どうしたらいいのかわからないくらいシュールな長新太さんの絵本。それが魅力でもあるのですが。この絵本はシュールながらもかわいくて大好きです。アザラシかわいい。
私はめっちゃ好きなんですけど、大人は心が汚れているのでタイトルでめっちゃ怪しんできます。これだから大人は。


③『まんまるがかり』
おくはらゆめ
理論社


これはもうタイトルの勝利。一見どこで切ったらいいのかわからないのですが、意味がわかるとあまりのかわいさにもんどりうちました。このかわいい言葉を生み出してくれただけでも表彰したいくらいです…。スズメのシーンが超好き←手元にないので間違ってたらごめんなさい


あと2冊くらい取り上げるつもりだったのですが、ぐるんぱについて長く書きすぎたので(汗)、また次回。そのうち。よく考えるとたぶん絵本じゃないしまあ次回でもいいってことで…。



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