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「SUPER RICH」:人間の中で一番好き とは

何週間も遅れて、録画したテレビドラマを見ている。

「SUPER RICH」というドラマを見ていて、そういえばなぁと思ったことがある。

主人公の衛(江口のりこさん)が、ある男性(俳優さんの名前を知りません)に「人間の中で一番あなたが好きです」というような発言をするシーンがある。

衛がそういうや否や、言われた男性は、ドラマの初回くらい(?)から衛に猛アタックしていたこともあり、うるうる状態で感極まり「おつきあいしましょう」「結婚しましょう!」と言う。

そうなるわな、ドラマっていうとな、と思って見ていたけど、衛は「え? そうなるの?」と戸惑う。

実際に誰かに「人間の中で一番好き」と言ってみたとして、すぐさま男女の付き合いが始まるとか、結婚するとか、そういうつもりで言う場合と、そうでない場合があると思うし、いきなりキスだ! 結婚だ! なんてなったら、逆にこの人は頭がおかしいのかと思う。私なら思う。衛の反応は、すごく普通。でもドラマとしては、もどかしい系なのかな。

男女の好き嫌いは、すごく狭い意味しかないのだろうか。すぐさまつきあうとか、結婚とかに結びついちゃう好き嫌いしかないのだろうか。

男女の間に友情はないという漫画を読んだことがあるけど、本当にそうなんかな。

どうも納得がいかないけど、言葉の使い方に気をつけないと、そんな飛躍もありえるなんて怖い。勝手に結婚するつもりになってる相手に、その後「そんなつもりはなかった」なんて、とてもじゃないけど言いづらいし。

「人間として好き」という言葉が、そんな短慮に捉えられたら、逆に寂しい気もする。人間として、人間の中で一番好きなんて、最高の褒め言葉で、尊敬の言葉じゃないか。

もっと深く喜んだらいいのに。男女の付き合いができる! 本人のゴーサインが出た! とその点だけで喜び勇んでいる男性の姿は本当に寂しい。虚しさすら感じる。

私は男女の付き合いというものを経験したことがない。避けていたわけではないけど、興味がずっとなかった。そういうものがあるんだよなあ、とテレビや漫画や小説で知って見て、へえーって思っていた。今も、男女の付き合いとか、そういうものに全く興味がない。自分とは別世界の話のように感じている(まあ、今回は本当に絵空事のテレビドラマだけど)。

だから、衛に告白(?)されて、喜びキス魔になる男性の喜びが余計に理解できないのかもしれないけども。

人間の中で一番好き。

尊い言葉を、一瞬で白けさせたのは、衛の「え?」という反応なのか、男性の短慮で猪突猛進な行動なのか。。。

人間の中で一番好きとは、一体どのように受け止める言葉なのか、よく分からないなぁと思った。


【余談】
「カムカムエヴリバディ」の吉右衛門ちゃんがどう成長しているのか、知りたい今日この頃。

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