kotatsvのこと

私がふたみとやってる打ち込みユニットkotatsv(こたつ)が変化の時を迎えている。

4月からふたみは仕事で東京に住みます。
私はいまのところは九州に住み続ける予定。

それで「kotatsvどうなるの?」とよくきかれるんだけど

「どうなるんでしょうね?」と応えている。ふたみと特に話もしてないしだな。
私自身よくわからない。

だから考えてみようと思う。

まず、辞めるとか止まるとかそういうのはない気がする。

ライブ。
そもそもライブが多いわけじゃないから続けるのが苦痛にはならない。
ふたみが東京に行くことでもしかしたら活動の場が広がるんじゃないと寧ろ私はワクワクしている。
私もふたみも各々で結構な本数の遠征を経験しているし、大丈夫でしょう。
クリア。

スタジオ。
スタジオはコンスタントに入って作曲してるけど、打ち込み音楽だしネットでやりとりできそう。時々会いに行けばいいし会いに来ればいいし。
クリア。

たぶん出来る。

それどころか、地方と都心から生まれる音楽が一体どんなものになるのか私は楽しみ。楽しみなんだ。

私たちは2018年3月に天神で初めて出会った。
その時お互い印象は薄かったけど、後から謎に仲良くなった。

めっちゃ辛い手羽先に涙したり、ふざけてラジオ番組作ったり、北海道で海鮮食べたり、酔い潰れて島に置き去りにしたりもした。

練習前後にご飯食べたり、遠めのカフェまで散歩したり、互いの街を行き来して作曲したり、恋の話をしたりねー(ふたみは私になんでもは話してないと思うけど)、思いだすと結構な時間を一緒に過ごしている気がする。

もちろん「もう話したくねー!」と嫌いになった時期もあったし、「会いたくない」と思いながらも会わないといけない日もあったけど、そのうち怒るのもだんだん馬鹿馬鹿しくなってきて、なんとか。今に至る。

お互い完璧に理解しあってる、とまでは言えないかもだけど、わりと性格がわかりあった上で、わりと居心地よく音楽を作れる関係なんだと思う。「わりと」がポイント。

ふたみって多分だけど、なんでも深く考えない性格なのか、いろんなことが長続きするんだと思う。

なぜかずっといる。
なぜかわからないけどずっといてくれるのがふたみなのかもしれない。

私はあんまり暗く考えない性格で、活動はなるようになるしょ、ただ作るもんもライブも、いつだってうんとカッコいいのがいいよねーって気持ちがしっかりある。

私たちは冷めてるようで、怠惰なようで、実はアツいんだぜ、ってとこが少し似ている。スタジオもライブも楽しいのは、クールでいたいっていう気持ちが一緒だからなのかもしれない。

2人組って相性とバランスなんだと思う。
私が制作のゾーン入って、ナイフのように尖って、エネルギー放出過多になって体力がギリギリになっても、ふたみは二度寝してる。
そこが案外良いバランスなのかもしれないと最近思いはじめた。

忘れちゃいけないのはkotatsvは音楽を作る打ち込みユニットである前に、友達同士ってことだ。

友達は一緒にいて楽しい方がいい。
そのままの相手を面白がってやりたい。
kotatsvの一員である以前に、ふたみっていう人間だ。
私の美味しいとこ、ふたみの美味しいとこが、上手に出せる場所がkotatsvであってほしい。

私たちがのびのびと音楽を作れることがまたkotatsvの色になっていくんだと思う。窮屈な現代だから、kotatsvくらいのびのびさせてくれ。

ふたみは寝たいだけ寝たらいいし、私は書きたいだけ曲をかいたらいいし、自然体でいるのがとても大切なことだと思う。

だからふたみと友達やめる日が来るまでkotatsvは続くのかもしれない。
(友達やめるってなんだ?)

ただ、目の前の制作に集中していきたい。目の前のライブに集中したい。そこからまたkotatsvの世界が一段と広がるのだ。広がってからそのあとのことはそのあと考えたらいいじゃん。

ふたみとまた海鮮食べたいな。
牡蠣たべような。
読んでるんかな。
まぁいいや。

終わり。

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