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【パワハラ防止の】タイプ別に考える後輩・部下指導・育成【人間分別法】

こいつは何を考えているんだ・・・

他人を指導したり、育成するというのは並大抵のことではない。

近年、パワハラ・モラハラ・ハラハラが流行っている。

職場には様々な人間がいる。その人間もまた、様々な環境で生きてきた人間なので、はなから分かり合える訳がない。

化け物からは化け物しか生まれない。今あなたと同じ空間にいる、何を考えているかわからない化け物(上下問わず)は、今よりずっと前の化け物の置き土産である。

20代全てを自衛隊で過ごした私の感覚では、パワハラ・モラハラくらいでガタガタうっせ~な~ 位であるが、放っておくと取り返しの付かない事になるのも事実であろう。

パワハラ・モラハラもとい、職場における人間関係は、努力すべきは上役のみならず、部下後輩の努力もあってこそのものである。

金を貰っている以上「僕は施されて当然キリ」はNGである。聞いてるか新卒君

逆に「私は上司であり、人生の先輩だ。何を言っても許されるのだ。」も話にならない。聞いてるかオッサン。

自衛隊はどうだったか。末端での後輩部下指導は個人の資質に頼っているのはそこらの会社と変わらないだろう。
ただ、入隊時に知能検査と性格検査、作業適正検査などを行い、人事業務に活用しているのはあまり知られていない。
恐ろしいことに、これらの諸検査の結果如何で、自衛隊内での進路や選抜選考等が決定してしまう。尚、平素の業務においても活用される。
また、幹部任官にあたり全ての適性検査をやり直すので、私のような部内選抜者は2回検査を受けている。

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さて、人格とは様々なモノで形成されているが、職場での部下指導等に当たり考慮しなければならないのは知能と性格である。

ここではYG性格検査と私の独断と偏見を混ぜたものを紹介しようかと思う。

各型で(+-)を付けるが、それは概ねの知能レベルとする。
+→平均かそれ以上
- →・・・な人
私は3度性格検査と知能検査を受けたが、知能指数は115~120程度、性格はB型である。平均的な人間である。

A型(平均型)

全体的に平均的。特に問題も起こさず、たんたんと業務をこなす。一番多いパターン。普通の人。普通。
平均的にどれもバランスが取れているので、どの方面でもそつなくこなす。

A型(+)
放っておいても大丈夫。いつの間にか追い越されるから共に切磋琢磨しよう。

A型(-)
モノを知らないだけかもしれないので、公私を問わずコミュニケーションをよくとり、善導する。しばらくすると放っておいても大丈夫になる。

B型(不安定不適応積極型)

情緒面に不安定な傾向がある。性格的には活動的外向的であるが、社会的不適応をおこしやすくもある。
自分にとって不利益なことがあったりすると不安定になり、激高したりすることも。積極的で外向的な面が目立ち、うまくハマれば、優れたリーダーシップを発揮する。
ボンボンタイプ。案外、人気者だったりする。気難しい一面を有する。一見筋が通っているような苦情を発するが、理由は利己的なモノが多い。

B型(+)
勉強熱心だが、わがままタイプになる。ややもすると主導権を奪いに来るだろう。派閥を作ったりもする。目立ちたがり・仕切りたがりな性質を逆手に取り、責任のある仕事を与えよう。
ただし途中で梯子を外したり、鼻を折ったりすると長期間に渡り不安定になるが、放っておけば回復するか辞める。

B型(-)
こちらも比較的勉強熱心になるが、元々の素質があまり宜しくない為、本質から外れた努力をすることがある。また、性格上、職場のトラブルメーカーとなり得るので、身近において要所でコントロールする事。A+と同じく、途中で梯子を外したりするのを極端に嫌う。注意しよう。

C型(安定適応消極型)

控えめでおとなしく、あまり積極的に発言しない。情緒が安定した穏やかな人間。癒し枠はこちら。
活動性が低く消極的で、意見を言わないなどといった傾向がある。真面目で確実、勤勉。持続性や安定性が必要な場合の縁の下の力持ち。

C型(+)
言う事が無い。A+と違うのは、なにぶん意思表示をしない為、何を考えているか、何をしているのか分からない事。実直かつ優秀な性質を早期に見抜き、よくコミュニケーションを取ればいいだろう。
ただし余りに頼って業務量を増やし、気づいたらパンクさせていたという事が無いように、与える業務量は適正な量にしてやらなければならない。

C型(-)
どうしようもない。間違ったことでも気づかずに延々とやるタイプ。その消極的な性格も相まって、気づいた時には手遅れだったりする。配置換えをするか、転職を促そう。
やむを得ない場合は、目の届く範囲でごく簡単な仕事をさせること。

D型(安定積極型)

情緒が安定していて、社会適応力も高い。活動的、積極的外交的な部分が目立つ。B型の完全上位互換。うらやましい。指揮官タイプ。
組織の中でリーダーシップをとる傾向がある。しかし性格特徴が偏ってしまうと、独善的で独裁者型になるので注意が必要。派閥を作ったり、言う事を聞かなくなる。

D型(+)
絵にかいたような優等生で、なんなら妬んでしまうであろう。私は妬む。ギギギギ・・・
当初は小規模なプロジェクト等のリーダーに抜擢するといいだろう。こちらの期待以上の成果を出してくれる。何度か経験させれば勝手に育つ。追い抜かれないように注意しよう。

D型(-)
・・・申し訳ないが見たことが無い。B型(+-)と紙一重か。

E型(不安定不適応消極型)

変な人はこちらへどうぞ。情緒が不安定になりがち。非活動的で内向的な傾向。
環境や本人の素質などで問題が起きてしまった場合、自分の殻に閉じこもってしまう。引きこもりなどになることが多いらしいので、そもそもあまり出会わない。
しかし芸術的なセンスや技術的な能力がある場合、優れた能力を発揮する。
一見するとC型に見えるのだが、C型と大きく違うのは、自分で(勝手な?)判断をして、普通の人がしないような行動を取る所である。コントロール不能。変な人だから。

E型(+)
もう普通の人間には理解不能である。極端に賢い場合は、まず会話がかみ合わない可能性も出てくる。宇宙。適性のある部署が無い場合、「君は来るべきところを間違えた」といって転職を促そう。促すと自分の殻に閉じこもってどうしようもなくなるが仕方がない。道に迷った天才。天才でも道に迷うのか。
どうしても使う場合は、様々な業務をやらせるといい。すると、表情が明るくなる作業や業務にヒットするので、当面はその業務に専属で当たらせるといいだろう。マウントを取ってはいけない。殻に閉じこもるから。

E型(-)
これはもう ≒C型(-) である。どうしようもない。勝手な行動を取るので手の付けようがない。大きな損害や死傷者を出す前に組織から放り出すのがよいだろう。
これは経験がないのでアレだが、一から根気よく育てれば物凄い人間になる?のかもしれないが、普通にA型育てたほうが効果的である。やはり人事ミスだと思って追い出そう。

まとめ

さて長々書いたがどうだろうか。無論性格や能力など定型的に当てはめて完璧に判断するなど不可能である。

ただ、最近の状況をみるに、上役の負担やリスクが高まっていると感じる。
上役に聖人君子のような施しを求める一方で、下の者は無責任に過ぎよう。

各ハラスメントは論外としても、通常考えうるやり取りですら、言葉の端々を捉えてつるし上げるこの現状はおかしい。おかしい。

上役もある程度人間をカテゴライズして対処し、楽になるべきである。

最後に、日本中の職場内で、良好な人間関係を築き上げ、相互の信頼関係を基にした指導・善導を第一義に出来るようになることを願い括りとする。

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