【年始挨拶の】お名刺バラマキ大作戦【是非を問う】
地場土建屋の年明け一発目の仕事は役所(発注者)への挨拶回りである。
ハッキリ言って意味のない行動だと思うが、伝統であるので仕方がない。
サラリーマン金太郎よろしく足しげく役所に行くのを良しとするあの風習である。
おそらく昔は顔を覚えてもらって仕事を貰うためだったのだろう。
今は電子入札で不正も出来ない上、少額工事(随契250万以下)もしょっぱい為、本当にただの挨拶に成り下がっていると感じる。
「次年度の発注予定は。。。」などと聞いたところで役人が答える訳も無いし、発注見通しを見たり、既存の発注図を眺めていれば概ねの予測はつくものである。
逆に弊社に来る業者はどうだろうか。
民民では挨拶される側であるので考えてみる。
年始に不在すると、デスクの上が名刺で埋まる程度には挨拶に来るので、これも考え物である。
ただ、名刺を置いていく(実際に会社に来る)業者は大切にしないとなあ、と思うのも事実だが。
年始の名刺バラマキとは、感謝の意の表明なのである。
まだまだ古い世代が多い業界なので
「なんだあいつ!挨拶も来ないで!」
となるのも想像に難くない訳なのだ。一見不合理に見えるが、合理性の追求だけでは商売上手くいかないのもまた事実
まあうちの場合は来なくても気にはしないけどね。
無駄だと切り捨てるのもありだが、あえて手間をかけて挨拶回りするのもありだよなあ、と思った新年でした。
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