プレゼンテーション1

【原価管理】土木素人と行く原価管理【出来ていますか】

さて師走も2週目に突入し、今年も残すところ3週間余となったが、皆さんいかがお過ごしだろうか。急に冷え込んだと思ったら、ちょっと暖かくなったりと忙しい話である。経済の話ではない。

地方の零細小土建屋で原価管理をガッチガチにやっているところは少ないのではないだろうか。
転職してすぐに「原価管理をやれ。やらせろ。うちはどんぶり勘定だからダメなんだ」という有難い言葉を頂いたのだが、それなら自分でやればいいじゃんと思ったのは内緒である。

前職では当然「予算」を組むという業務をしたことがなかったし、そもそも「予算」の概念など無かったので、用語を覚えるところから始まった。

なお2年前の状況としては、実行予算を作らずに工事着手、竣工しばらくして実行予算らしきもの清算書をようやく持ってくる有様であった。

250万以下の小工事においては清算もしない有様であった。

まさにやりっぱなし、ぱなしの王である。

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まず原価とは何ぞや。門外漢である。色々眺めていると、自衛隊における「作戦計画」のうち、補給計画に似ていることに気づいた。
弾薬・燃料・糧食その他補給品の全期間における所要数量をはじき出し、当面の計画とするものである。単位が円になっただけではないかと。しいて言うなら諸元に近いがモゴモゴ

原価とは、モノを作るためにかかる費用である。外注費、材料費、労務費、現場経費等からなる。
売上げから原価を差し引いたものを粗利益といい、企業利益の源泉である。

よって実行予算とは着工以前に作成する「原価計画」という側面があるだろう。施工計画書の裏番長である。工事担当者が工夫を凝らして支出を抑制し、会社に「こんだけカネを落としまっせ」という言わば宣誓書である。

かくして

会社の当初~当面の原価管理における目標は、「所望の時期に高精度な実行予算を」というものになった。(私が勝手に決めただけ)

放っておいても一定以上の利益が出る体質だったので、あまりに当初からガチガチにしても逆効果であると予測できた。

各現場監督が実行予算の意義・目的を共有できなければ意味がない施策になってしまう。

今後、原価管理の記事も書いていこうと思う。備忘録、勉強の意味が強い内容になるが。おしまい。

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