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土建屋狂騒曲

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土建屋に関する所感もといメモ ICT関連は別マガジン作って移した レベル低いんで、大手さんは回れ右
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#建設

【年始挨拶の】お名刺バラマキ大作戦【是非を問う】

【年始挨拶の】お名刺バラマキ大作戦【是非を問う】

地場土建屋の年明け一発目の仕事は役所(発注者)への挨拶回りである。

ハッキリ言って意味のない行動だと思うが、伝統であるので仕方がない。
サラリーマン金太郎よろしく足しげく役所に行くのを良しとするあの風習である。

おそらく昔は顔を覚えてもらって仕事を貰うためだったのだろう。

今は電子入札で不正も出来ない上、少額工事(随契250万以下)もしょっぱい為、本当にただの挨拶に成り下がっていると感じる。

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【年間】土木素人なりの社員有資格管理【お幾ら万円?】

【年間】土木素人なりの社員有資格管理【お幾ら万円?】

たまにはですます調で、柔らか~く書いてみようと思います。

皆さんの会社は社員の資格管理、どうしていますか?

うちは私が入社した時は、例によって場当たり的に国試や民間資格、技能講習、特別教育を受けさせていました。

それを見た私はふと「はたしてこれでいいのか?」と感じたものです。

我々土建屋は資格が全てです。ハクのある資格を複数でも持っていれば、一生食うに困らないといっても過言ではないでしょう

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【専門業者との】土木素人なりの錬金術【付き合い方】

【専門業者との】土木素人なりの錬金術【付き合い方】

建設業界に入って2年程が経った。

本来、出不精な性格もあり、人との関りもそこそこにダラダラと会社内の事をやってきたように思う。

時たま「現場に出てみようかな~」なんて思ったりもするが、素人かつ経営サイドの親族たる私が現場に迷惑をかけるわけにもいかない。

ICT内製化に携わってしばらく経つが、先日、およそ9割方達成した。

1.5年で多くの金と時間をかけたが、周辺の会社が外注メインでICT施工

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【原価管理】土木素人と行く原価管理【出来ていますか】

【原価管理】土木素人と行く原価管理【出来ていますか】

さて師走も2週目に突入し、今年も残すところ3週間余となったが、皆さんいかがお過ごしだろうか。急に冷え込んだと思ったら、ちょっと暖かくなったりと忙しい話である。経済の話ではない。

地方の零細小土建屋で原価管理をガッチガチにやっているところは少ないのではないだろうか。
転職してすぐに「原価管理をやれ。やらせろ。うちはどんぶり勘定だからダメなんだ」という有難い言葉を頂いたのだが、それなら自分でやればい

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【パワハラ防止の】タイプ別に考える後輩・部下指導・育成【人間分別法】

【パワハラ防止の】タイプ別に考える後輩・部下指導・育成【人間分別法】

「こいつは何を考えているんだ・・・」

他人を指導したり、育成するというのは並大抵のことではない。

近年、パワハラ・モラハラ・ハラハラが流行っている。

職場には様々な人間がいる。その人間もまた、様々な環境で生きてきた人間なので、はなから分かり合える訳がない。

化け物からは化け物しか生まれない。今あなたと同じ空間にいる、何を考えているかわからない化け物(上下問わず)は、今よりずっと前の化け物の

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【これから】土工集団の行先【どこへ行こうか】

【これから】土工集団の行先【どこへ行こうか】

うちの強みはなんだろうかとふと考える時がある。

人に聞かれた場合は、若者が案外に多いことを第一に回答する。

では技術的なところはどうか。書類等(点数)ではなく、直接施工に供する能力は?

土工か。
(土工(どこう)とは、土工事の工種のことである。土木工事で、土を掘り、運び、盛り固めるなどの基礎的な作業)

5年後はどうだろうか。10年後はどうだろうか。

現状はその道ウン十年のベテランが数名い

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【君達は】地場建機屋の悩み相談【何処へ行こうというのかね】

【君達は】地場建機屋の悩み相談【何処へ行こうというのかね】

 先日の事である。懇意にしている地場建機屋の若い(といっても私より年上だが)営業マンと、現場で立ち話。どうも何らかの情報を欲しているようで、それがICT関連の情報だという事に私が気付くのにはそう時間はかからなかった。

 中小零細土建屋がICTを導入してモノにするかどうかの葛藤があるように、地場建機屋も岐路に立たされているのだ。CSPI-EXPOのとあるリース屋のブースのデカさを見ればわかるが、大

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【零細土建屋の】業務改善のすゝめ【現場監督は地獄だぜ】

【零細土建屋の】業務改善のすゝめ【現場監督は地獄だぜ】

 「お~い、うさぎ~、監督連中の残業時間、労基に叩かれるからどうにかしろよ~」

 とんでもねえ話である。転職すぐの人間に放つ言葉ではない。あ、うちの父なんですがね・・・

 他業種(といっても自衛隊だが)転職してきた身としては、土建屋の現場監督というのは本当に大変な仕事であると感じる。最初から最後まで一連の業務を一人でこなし、挙句神のごとき段取りを求められるからだ。
 私も前職でチラっと中間管理

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【足らぬ足らぬは】零細土建屋の働き方改革【工夫が足りぬ】

【足らぬ足らぬは】零細土建屋の働き方改革【工夫が足りぬ】

  ナンバリングは止めた。面倒だから。頭があまりよろしくないので「あれ?何番だっけか?」ってのが毎回である。

 さて表題の通りである。

 その前に、私は自分の会社の事を零細企業と呼称しているが、はてさて零細企業の定義というものを知らない。常用50人以下は「零細」だと思っていたが調べてみるとそうでもないらしい。

 中小企業のうち,とくに小規模なものを指していう。具体的にいかなる規模以下の企業を

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土建屋狂騒曲#1 序 曲

土建屋狂騒曲#1 序 曲

 土建屋について日々思うことを書いていく。ほぼメモ

 だってまだ1年ちょっとしか居ないし私

 土建屋とは、平たくいうと土木・建築に関連する事業を請け負う事を生業としている会社のうち、土木のウエイトが大きいか、土木のみで勝負している会社の事である。地方では、だいたい地元の権力の象徴であり、悪の権化のような評価をされる。「ドケンヤ」「ドカタ」何れも差別用語でも何でもないが、人に言われると腹が立つの

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