見出し画像

これぞアメリカ! 感謝祭に旅行自粛を求めたデンバー市長が、こっそりと飛行機に搭乗して他州に移動!

こんにちは、ドクターコロナです。

アメリカの今年の感謝祭Thanks givingは異様な雰囲気となっています。

感謝祭当日に10万8千人の感染者と1300人の死者が出ました。RIP

目を疑う数字ですが、数日前に19万人の感染者と2300人の死者を計上しているので、休日で検査が追い付いていないと思われます。

すべての州の病院がコロナ患者で埋め尽くされ、医療者は悲鳴を上げています。

感染センターのCDCは国民に対して、移動自粛と家族での集まりを控えるように要請しています。

ところが、そんなことに耳を傾ける一般市民はいません。

多くの空港が他州にいる家族の元に帰る旅行客で溢れかえっています。感謝祭前日の一日だけで、百万人の乗客が航空便で移動したそうです。先週末からは合計で五百万人が航空便を利用しました。

航空会社には朗報ですが、これではコロナの思う壺です。コロナは人から人へ移動します。五百万人の10%がコロナ感染しているとしたら、五十万のコロナが全米に散らばったことになります。感謝祭明けには感染がさらにオーバーシュートするでしょう。

画像2

画像1

移動自粛に背いたのは一般市民だけではありません。

コロラド州のデンバー市の市長もその一人でした。

田舎のコロラド州はここまで感染者が21万人、死者が2900人と他州に比べ汚染は少ないですが、11月に入って連日五千人以上の感染者と50人以上の死者を計上しています。人口が五百万人しかいないコロラド州で日本全体よりも大きい犠牲が出ています。

デンバー市のハンコック市長は、これ以上のコロナの汚染を防ぐために住民に対して、「感謝祭は自宅から出ずに、コロナの代わりにじゃがいも料理を手渡すように」という洒落たツイートを出しました。

ところが、驚くことにその市長本人がツイートの30分後に飛行機の搭乗して、ミシシッピー州の家族の元に旅立っていきました。

市長は謝罪しますが、旅行する決断は父親と夫という立場でしたと、許しを乞うています。

市長がこれでは、一般市民が感謝祭に大人しくしているわけはありません。アメリカの民度が窺われます。

やはりコロナ感染は民度に依存しているのでしょうか。

感染カーブが急峻に上昇しており、感謝祭後の数週間後に次のピークを迎えるでしょうか。すぐにクリスマス休暇があるので、少なく見積もっても感染者30万人、死者4000人ほどに達すると推測されます。

皆さんも風邪などひかないように気をつけてください。




誠にありがとうございます。サポートもぜひよろしくお願いします。