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ファームノートHD 第5期が終了しました。

本日でファームノートHD第5期、ファームノート第8期、FDP第2期が終了しました。先ほどまで全社ミーティングを行ってました。

今期は業績も大きく伸張しましたが、それ以上に「人の成長」と「成長ストーリーの具体化」が手に入りました。そして祖業であるスカイアークを事業譲渡するという年でした。

人の成長の側面は、真摯に事業に向き合い、挑戦し続ける人の数が本当に増えたなと感じます。私は「事業の成長を通じて、人の成長に貢献する」ことを目的に事業をやってますので、その取り組みが大きく花開いた一年でした。私の経営感としては、人の知恵を集め叡智と為すことで、知恵を出し合いながら経営していくべきだと思っています。それが真にワークしたなという一年でした。

成長ストーリーの具体化の側面では、牧場を自社で経営することになったことで大きな進展があり、今までのデジタル技術を提供する会社から「デジタル技術とリアルな生産技術の融合」できる会社に進化しました。実際に牧場では一年を通して初産ばかりの牛群で32kg、妊娠率も常時20%を超えている状態で、さらに労働生産性も日本平均に比べて2.5倍と初年度とは思えない素晴らしい成績を出すことができました。我々はそれを酪農のデジタルトランスフォーメーションと呼んでいます。

自分たちで実際に自社製品を使い、何が生産性に寄与するのか。何が限界なのか。そしてリアル技術を活用するためには何が必要か。と言うことが自分たちで検討できるようになり、実際に牧場で活用している生産技術の外販を始めています。

スカイアークは、平栗社長が本当に経営者として素晴らしい活躍を遂げられていて、自分が作った会社の思いを引き継いで、さらに働く人たちを笑顔にするという素晴らしいビジョンを掲げて日々奮闘しているようです。自分の子供のような会社でしたから、今でも定期的にミーティングをしてサポートさせてもらっています。スカイアークはすでにグループではないですが、ファームノートはスカイアークを源流に持っており、資本関係はなくなっても兄弟会社のような感覚です。素晴らしい会社の創業者になれて本当に嬉しいです。

私はホールディングスの社長として、まず酪農DXを通じて社会に認めてもらえる素晴らしい会社に育て上げ、その後ファームノートやスカイアークのように社会課題に真摯に向き合う会社にたくさん関わって行きたいと思っています。

今期を共に走り抜けてくれた全ての仲間、生産者さん、関係者のみなさん、本当にありがとうございました。来期からもさらなる進化に向けて走っていきます。

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この写真は取締役の平さんと牧場1周年の記念撮影。ケーキに火をつけてHappy birthdayを歌ったのは内緒です。

株式会社ファームノートホールディングス代表取締役、北海道帯広市在住。「世界の農業の頭脳を創る」をビジョンに酪農・畜産の技術革新を進めています。日本ベンチャー大賞 農林水産大臣賞受賞、日経ビジネス 次代を作る100人選出。農業や経営・マネジメント、発達心理学について書いています。