見出し画像

セックスが痛い

セックスが痛い。まるで拷問のように。相手が誰れでも痛い。気にし過ぎなのか?私が痛がりなのか?我慢すればそのうち慣れるのか?

はじめまして

若い頃からずっと性交痛を抱え、痛みが解決するならと色んなことを考え、思いついたことを実行して、バカな失敗を重ねてきました。だいぶ大人になってからは医学関連の学会や性の健康の活動団体に参加して10年以上性交痛について学んできました。潤滑ゼリーを販売する仕事していますが、性交痛は潤滑ゼリーだけで解決しないケースもあることを皆さんに知って貰いたいと思っている変わり者です。そして誰よりもあなたの性交痛が解決してほしいと願っている患者である当事者です。私自身はセックスの肯定派、否定派どちらでもありません。痛いからセックスを一生しない選択もありだし、なんとか完治させて喜びあえるセックスをしたいと願うのも良いと思います。

性交時の痛みは耐え難いもの

性交時に痛いということは、他人が想像する以上につらいこと。
気軽に相談できることでもないし、身近な人に相談できたとしても同じように痛くなければ理解してもらえない。パートナーに恥ずかしくて伝えられない、しらけるかなと気を使ってしまう、一人前の女ではないとせめていることはないでしょうか。私もそんな風に過ごしてきた一人です。

医療機関に行っても解決しない30年

若い頃から性交痛に関して何度も医療機関に相談しました。
どの医師にも特に問題ない、パートナーに優しくしてもらいなさい、リラックスしなさい。
そんな言葉ばかりで原因不明なまま漠然と30年も過ごしてきました。
潤滑ゼリーで解決しない性交痛は、まずは婦人科で診察してもらいますが心理、身体両方の理由から成り立つケースがあることから、一つの科で正確な診断ができない現状があります。医療現場でそこまで理解している医師は残念ながら多くいないことがわかりました。
また私の場合は、一度医療機関の診断で特に問題ないと言われると納得がいかなくても、婦人科を梯子するのは心地よいものではなかったため、数年様子を見てしまったのも解決を長引かせた原因のひとつでした。

悩み続けて人生の大切な時間を無駄にした

私が性交痛で一番悩んだ時期は出会いが多くある年齢から結婚にかけての20~30代。好きな相手と交際となると痛みのことを打ち明けなくてはならないハードルが待っていました。この人は私の性交痛を理解してくれるかな。そんな心配が必ずついてまわってきました。
性交痛を理解してくれる男性に出会い30代で結婚。結婚後も痛くて性交回数は排卵予測キットを活用し必要最小限にとどめ、来月こそはと妊娠を待つうちに5年も無駄にしました。30代の妊孕性(にんようせい)が保たれている時期に失う5年は非常に大きいものでした。

相手があってこその痛み

性交痛は相手があってこそ伴うことであり他の病気やケガとは違い、我慢して性交を繰り返すと心理的にダメージがついてきます。好きでおつきあいした相手、一生の伴侶と思っている相手が痛みを与えるきっかけになるのは、あまりに皮肉なことではありませんか。

noteを通じて

同じように性交時に痛い思いをしている皆さんと私の経験を共有でればと思います。私が経験した性交痛や失敗談から、人生の遠回りをしないような視点でお伝えすることで少しでも皆さんにお役に立てれば嬉しいです。


この記事が参加している募集

自己紹介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?