【5分で読める】WEB3.0とは?特徴やメリットをわかりやすく解説!
2022年以降はWEB3の時代がやってくると言われています。しかし、近年のネットワーク技術は進歩のスピードが目まぐるしく早い。それだけに、情報を追うだけでも一苦労。
専門的過ぎてIT関係に疎い人には良くわからないのではないでしょうか?変わると言われても、「だからなに?」という状態になるのも無理はありません。
そこで、あまりITに関する知識がない人でも分かるように、わかりやすく簡単に特徴や概要を解説していきます。
最後までチェックすれば、【5分間】でWEB3の全体像が理解できるでしょう。
そして、まだWEB3を知らない人に語るくらいの知識が身に付きますよ。
■WEB3とは?
まずはWEB3とは何なのか簡単に説明しますね。WEBの後に「3」と付いているので、以前に1と2があったわけです。
これまでのWEB2(2022年3月時点)は仲介業者がネットワークを管理している「中央集権システム」を採用しています。
それがWEB3になるとブロックチェーン上で個人がネットワークを管理する「分散型システム」になることです。
時代や環境に適さなくなり、問題点を改善するために技術の向上をはかってきました。
その結果、ネット自体の概念を作り変えながらできた3番目のWEBシステムということですね。
つまり、ネットにおける問題点を解決しながら進化をしてできた次世代のWEBということになります。
逆を言えば、WEB3が時代に合わなくなったり、問題が生じたりすれば、web4への進化もあり得るでしょう。
次の章から時代の流れに沿ってもう少しだけ詳しく解説していきますね。
■WEB3が誕生した背景
ネットが普及した時に最初にできたシステムがweb1になります。WEB1は、一方的に発信された情報だけしか見ることができませんでした。
つまり、ユーザーは、ネットを介してやり取りすることができないのです。雑誌や新聞を読むみたいに受け身なサービスと言えるでしょう。
SNSやメルカリなど、さまざまなサービスが行えるようになった今では考えられないですね。
そんな使い勝手の悪いネットでしたが、技術が向上していき、WEB2へと進歩します
WEB2は現在(※2022年4月時点)のネット環境になります。WEBを介して、売買から予約や宅配まで、さまざまなサービスの手段として使えて、非常に便利になったわけですね。
さらに、SNSで配信や不特定多数の方と繋がることも可能になりました。
ワンクリックで、買い物から支払まで済んで、しかも家に物が届くという大進化。このように時代の流れと共に技術の発展により進化してきたのです。
しかし、便利であるWEB2も問題点がないわけではありません。
WEB2が抱えている問題
あなたも困ったときは、Google先生に力と知恵を借りていませんか?
もはやGoogleは、我々の生活や仕事にも欠かせないぐらい大きな存在になっていますよね。Googleに限らす、Amazonやアップル、マイクロソフトなども影響力があるでしょう。
ですが、冷静に考えてみてください、ある問題点に気付くはずですから。1つの会社が膨大な顧客情報を集めているということに。
サービスを受けるために個人情報の登録が必要になりますよね。しかも、運用している会社のルールにも従わなければいけません。
もちろん、ルールを守るのは最低限のマナーですが、運営会社の方針やサービスに合わないとみなされると発信した情報が表示されないこともあるでしょう。
例えば、TwitterやYouTubeなど、たとえ悪意のない発信であっても権限しだいで止められてしまう可能性もあるわけです。
膨大な個人情報を集めておいて、管理しているのは1つの会社になります。セキュリティ対策はしていると思いますが、情報漏れいやサイバーテロの脅威を防げるのか疑問の声が上がってきた。
このような状況を面白く思わなかった政府は、「一部の企業がデータを独り占めし、管理している状態」をゆるしておいて良いのか、と問題視しましたわけですね。それにより、独占禁止法が制定されてしまったのです。
いよいよWEB3の出番が来た
以下の2点の問題を解消するべくWEB3が登場!!
・個人情報保護
・中央集権による管理
WEB3は一部の会社が個人情報やデータを管理する方法から、ブロックチェーンの技術を利用したサービスを実現しました。
それは「分散型システム」です。
ざっくり説明しますと、ネット上のやり取りに仲介業者(Amazon、Googleなど)が存在せずに、個人でデータを管理するシステムです。
ブロックチェーン上に提示されているデータは改ざんすることは困難で、セキュリティ対策も性質上、難しいと言われています。
■WEB3のメリット3選
WEB3のメリットは以下の通り。
1.セキュリティが向上される
2.データは個人で管理できる
3.仲介業者に依存せずにやり取りできる
詳しく見ていきましょう。
1.セキュリティが向上される
中央集権での運営とは違いハッキングがしにくいです。なぜならば、分散型はブロックチェーン上にデータがあり、改ざんが難しいからです。
仮にできたとしても、大きな会社よりも個人を狙うのは効率が悪いでしょう。一個人を狙ってもハッカーはお金にならないと思います。
2.データは個人で管理できる
仲介業者が間に入りませんから、自分で管理することになります。一見めんどうくさそうに思えますが、メリットもあるのですよ。
・個人情報の登録が不要になる。
・サービスを利用した際に生じる手数料が取られない。
例えば、中古商品を販売したりできる「メルカリ」では、手数料の10%が取られないみたいなことが実現されるわけですね。※あくまで例え話です。
3. 仲介業者に依存せずにやり取りできる
SNSのアカウントが停止したり、削除されたりすることはないですね。
運営者側にコントロールされることがないので自由に情報交換ができる。
■WEB3が欠けている問題点
1.管理は自己責任になる
2.日本で普及されるまでに時間が掛かる。
それぞれ詳しく解説していきますね。
1.管理は自己責任になる
分散型システムになり仲介業者がおらず、パスワードやID設定等の手間がなくて済むのはありがたい。
ですが、自分でデータを管理する手間が掛りますね。しかも、トラブルが発生した場合は自己責任になることが予想されます。
2.日本で普及されるまでに時間が掛かる。
日本では、まだWEB3に移行するまでに時間が掛かると言われています。ITに関わる設備や知識不足により、浸透していないのが1つの原因になっているのです。
ネットワークに詳しい理解者が社内に居なければ、導入するのも簡単にはいきませんね。
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