うろこ流! 小説の書き方講座 #14[センシティブな表現のススメ]
どもどもー! キラキラ苗字も覚えて欲しい、洞施(うろせ)うろこです。読みにくいという方は「うろこ」だけでも覚えていってね!
いつもはボーイとボーイがこれこれこうしてラヴい展開を迎えるWEB小説を書いたり、そのボーイズのイラストを描いたりしながらTwitter・投稿サイトを渡り歩いています。
そんな小説書き歴の長い素人が送る、初心者向け我流・小説の書き方講座。十四回目の今回は、ちょっとオトナな『センシティブな表現(ワァーオ♡)』についてです。うぃがなどぅいっ!
第十四回『センシティブな表現のススメ』
みなさま、センシティブな作品好きですか?(ド直球)
私はまあ、BL作品を書いているのでよくそういった場面も書きます。好きか嫌いかで言ったら好きですね!
……何言ってんだ、という話なんですが、今回は『センシティブな(欲求に沿った)場面を書いてみよう』というススメなんです。
少々アダルトな香りのする話ですが、性的なものだけではなく、残酷表現も含めますよ。
・センシティブな場面を書けと勧める理由。
別に、それを発表しろというわけではありません。というのを先に断っておきますね。
最初にこういう、人に見せづらい場面を書いてみようと提案する理由を挙げます。
それは、『センシティブな場面は予想よりも遥かに書くのが難しいから』です!
例えば性的な場面。例えば血沸き肉踊るような残虐な場面。こんなシーンを書く時、作者は驚くほどの冷静さを保つことを要求されます。
意外に思うかもしれませんが、こういう場面は興奮していては書けません。なぜなら、ともすれば嫌悪感を伴うような場面を、文章の力で芸術的に、もしくは逆にもっと嫌悪感を駆り立てるように煽って書かなければならないからです!
技術力を遺憾なく発揮しなければ、陳腐でつまらないものになってしまう。そんな局面で興奮に任せて言葉をつらつら並べられますか? 後でそれを読み返した時に、羞恥に耐えられるような文章になるでしょうか?
センシティブな表現というのは、書き手の力量が問われる場面でもあるのです。
そして、同時に表現の幅を広げる練習にもなり得ます。そのものズバリな単語を出すべきか、濁すのならばどんな比喩を使うのか、グロテスクにならない描写とは……とにかく頭を使いますね。この試行錯誤が、非常にいい訓練になるんです。
あくまで訓練としてのススメですので、発表する必要はありません。人には見せない前提で、こっそり練習しちゃいましょう。
・投稿に関しては?
センシティブな表現を含む作品ですが、投稿の是非に関しては難しいところです。
実は、文学作品に関しては、過激な挿絵(画像)が入っていない限りは年齢制限がなかったりします。
私は「R18のBL小説を書いています」と常々明言していますが、これはあくまで自発的な線引き(セルフレーティング)なんです。
なので、実際には文章表現だけなら子供に読ませても罪には問われません。が、常識的に考えたらとんでもない話ですよね。
これ幸いとオトナの世界に飛び込もうと画策した18歳未満の少年少女は反省してくださいね(かつて『魔界都市ブルース』を読み漁った私が言うことじゃないですけど……)
各投稿サイトにおいてはガイドラインを設け、あからさまに過激な描写があった場合には作者にレーティングするように注意したり、別サイトへ誘導したりするようです。
小説家になろうから、姉妹サイトのミッドナイトノベルズやノクターンノベルズへと移動を余儀なくされた作品もそこそこあるようですね。
投稿する際には各サイトのガイドラインに合わせ、規約をしっかり守った上でお願いします。
・投稿するメリットは?
そうですね……単純にPv数が多いということでしょうか。
まあ、あの、みなさま好きですからね。何だかんだ言ってよく読んでもらえます。ええ、とても。
ただ、Pv数の割に評価や感想は多くないという意見も聞きますね。ムーンライトノベルズ(女性向けR18サイト)ではそう感じませんが、男性向けだとまた違うかもしれません。
とはいえ、書いた作品が読まれている実感は嬉しいですよね。
・投稿した後のデメリットは?
まずは、次作以降もセンシティブ描写を期待されがちなところですかね。
一般向けを書いた時に謎の失望をぶつけられる可能性は否定できません。その失望を気にする必要はないのですが、どうしても気になってしまうのならば投稿のデメリットとして念頭においた方がいいと思います。
そしてSNSでよくあることですが、R18作品を書いてますと明記すると、ちょこちょこエロアカウント(おそらくそういったサイトへの誘導目的かアカウント情報の奪取)にフォローされます。
いや、同好の士(創作関連とか読者側)なら大歓迎なんですが、あからさまな『〇〇♡誰かかまって♡』的なHNで『ぇっちな自撮り』とか『寂しいから見て♡』とか書いてあるとあからさま過ぎて引きます。そっとブロックです。ちゃんとチェックしてるんだからね!
あとは、まあ、受け取り方にもよるんですけど、『体験談なの?』とか聞かれたりすることでしょうか。
私は普通に乗っかって会話したりしますが、言われるのがイヤ、という方もいるでしょう。少なからず下ネタを言っても大丈夫という目で見られるのは避けられないかもしれません。
最後に、これは小説ではなくイラストなどでよく言われることですが、『仕事の幅が減る』ことがあるらしいです。
R18作品を世に出したことがネックになって、公募に応じた際に敬遠されたら、流石に落ち込むどころの騒ぎじゃなくなりますね。
諸々のデメリットはどうしてもついて回ります。私も『書くこと』は勧めますが、投稿に関してはよく考えてくださいね。
何なら別名・別アカウントと、普段の自分と完全に分離させて投稿するのもありかもしれません。
いかがでしたか? 『センシティブな表現』は練習にはとても良い反面、投稿する際には注意が必要になるという話でした。
好きに表現できてしまう創作だからこそ、日の目を見せる時にはしっかり配慮をしましょう。
次回は一旦の区切りです。ネタが尽きました!(堂々と……)
講座記事を書こうと思った経緯や、思うところなんかをつらつらと綴っていく予定です。
ではではー、またお会いしましょう。洞施うろこでした。
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