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#遊び 「妄想族に囲まれて」

「私、妄想することができないんです」。

頭の中で、何かを考えることは出来るが、
映像として出てこない。現実に見た景色
を写真のような形で脳内で再生すること
はできるが、自分のオリジナルのストー
リーを映画のように脳内で上映すること
はできない。情報は文字として自然に処
理されて脳内にしまわれているような感
覚。それが普通だと思って生きてきたし、
大人になるとみんな私と同じようになっ
ていくんだと捉えていた。これを「右脳
が死んでいる」と表現するのだろうか。

中学2年生の頃、好きな女の子とデートを
する妄想(空想)を頻繁にしていた。
あらゆる時間、気を抜けば妄想チャンネル
に自動的に切り替わっていた。
ある日、友達から、「うりもは声をかけて
も無視ばっかりする」と思ってもみない注
意を受けた。そのことに全く気付いていな
かった私は、その頃から妄想は「現実世界
に支障をきたすイケナイコト」と捉えるよ
うになった。その当時は必死に頭を横に振
ったり縦に振ったりして、現実の世界に戻
るように気をつけた覚えがあるし、歳を重
ねるごとに、現実世界での忙しさも相まっ
て、自然に妄想をしなくなっていったよう
に思う。

最近、Discordというコミュニケーション
ツールに集まる方達と出会い、その会話の
中で「妄想」についての話をするようにな
った。気付けばそこは妄想の達人の集まり
でもあることがわかった。その「妄想族」
のメンバー達に囲まれて、「タバコを吸っ
てみない?」と言われるかのように私にと
っては「イケナイコト」を勧められるうち
に、新たな気づきを覚えたのだ。「ゴホッ、
ゴホッ」とむせることなく、「妄想」は新
鮮な酸素を吸うような、とても健康に良い
ことのように捉えられたのだ。
妄想は自分でコントロールでき、自由に楽
しめるもの。妄想はクリエイティブなもの
でもあり、現実世界に役立てることもでき
る。note記事にも役立てられる。そして何
より、良いことを妄想してワクワクしたり、
悪い底の状態を妄想しても、それより現実
は悪くないと浮上することもできる。誰も
が無料ででき、人生を2倍にも3倍にも楽し
く過ごすことができる、素敵な遊びなのだ。

男性より、女性の方が妄想が得意な傾向に
あるのかもしれない。でも、アーティスト
と呼ばれる方達にはもちろん男性の方もい
る。男女共通の話題にもなり、きっかけが
あれば「妄想」を通して人とつながること
もできる。「妄想」を通して自分のコンデ
ィションを立て直すことだってできる。私
のように恥ずかしがったり、偏見を持った
りするのは勿体無い。

今、私は3月末まで、妄想族になるために、
遊びながら少しずつトレーニングを始めて
いる。
あなたも妄想族になって、人生という長い
道のりの中でパラリラパラリラ♪と明るい
音を奏でてみませんか?

こちらは妄想族のトップ、柿葉姉さんの記事。

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