売れる広告「具体的な3つのテクニック」
広告を作る前にやるべき3つのこと
チラシを作る前に必ずやって欲しいことがあります。これをやらなかったら「間違いなく失敗」します。意味不明な広告、読み手にどうして欲しいかわからない広告になります。
チラシ広告を成功させたかったら、チラシや小冊子をいきなり書きはじめるのではなく、リサーチしてください。
「リサーチ」です。
ズバリ言うと、チラシ広告に限らず、全ての販促物にはリサーチが必要です。具体的に言うと、
1,「あなたのお客は誰か?」
2,「あなたのお客はどこに住んでいるのか?」
3,「あなたのお客は何に悩んでいるのか?」
この3つをリサーチしてください。
1つ目「あなたのお客は誰か?」
これは、「お客さんをたった1人になるまで絞る」ということです。私がテレアポの即断即決営業やってる時、上司からこう言われました。
「外、見てみ?いろんな屋根あるけど、そのほとんどに太陽光乗ってないやろ?だから、こいつら全員、見込み客や!」
まぁ、そりゃそうでしょうけど、現実は違います。そんなのは見込み客でもなんでもないです。あなたの客でもありません。もっと具体的に絞らないとダメです。
「太陽光を設置してない人」では範囲が広すぎて全然絞れていません。
「自分のお客は誰か?」を見つける方法
私の場合、テレアポ時代のユーザー1人1人の個人情報を全部紙に書きました。
・どんな家に住んでるのか?(ハウスメーカーの家か、昔ながらの和瓦の日本家屋なのか?)
・家は築何年か?
・建物や土地は誰の名義か?
・どこに住んでいるのか?
・家族構成は?
・職業は?
・年齢は?
・子どもは何人いるのか?
・祖父母と同居か?
・どんな車に乗っていて、何台所有しているのか?
・年収は?
・ペットは飼ってるのか?
などなど、ありとあらゆる情報を全部紙に書きました。
これら全部を集計して、1番多い人物像を「私のお客、これから追い求める客」と決めたんです。「理想の見込み客」とも言いますね。
で、実際に集計した順位がこちら
1,30代
2,40代
3,60代
4,20代
5.50代
実は、この集計をする前まで「太陽光のお客さんは60代が多い」と思っていました。定年退職して、退職金があるのでお金持ってる60前半が多いと思っていたら、結果、全然そんなことはなかったです。
圧倒的に多かったのは30代でした。やっぱり私と同世代の30代は話もしやすいし、価値観も合います。すんなり決まりますし、私にとって「売りやすい客層」というのが再確認できました。
一番多いと思っていた60代は、なんと3番目でした。テレアポでアポになるのは60代が多く、怒鳴られたり、嫌味を言うのはどれも60代ばかり。単に、印象が強い、記憶に残っているのが60代だったというだけです。アポの割に成約率がかなり低いので「もう60代はいらんな」と思いました。
「20代が少ない」のというのは予想通りでした。一戸建てを持っている20代自体が少ない。そもそも分母が少なすぎるんです。ただし、20代でアポが入ると成約率は100%でした。
2番めに多い40代は、45歳以上になると、ほとんどいませんでした。子どもが中学生・高校生になってるので、学費にお金がかかって、経済的余裕がないだろうなと思っていたので、これも予想通りでした。
逆に、20代よりも、40代よりも、圧倒的少なかった50代に驚かされました。子どもも成人になって、自分自身も課長や部長のポジションに付いて、経済的余裕がでてくる年代だから、太陽光買う人多いかな?と思っていたら、全然そんなことなかったです。
家の築年数も順位を出しました。
1,築5年~10年
2,築1年~5年
3,築10年~15年
4,築20年以上
5,築15年~20年
家も、住んでる人と一緒に年をとっていきますから、30代の人は築10年以内に住んでる場合が多いです。
これらを元に、私の見込み客が決まりました。
メインターゲットは30代の子育て夫婦。具体的に言うと、「28~43歳までの築8年以内の一戸建てに住んでる4人家族」です。
車はミニバン(5ナンバー)と軽自動車を2台所有していて、子どもは幼稚園と小学生の2人、年収は400万円~600万円でペットは飼っていない。という、夫婦の仲がいい家族です。
そうなると、むやみやたらに配布してたポスティングも築10年以内の新興住宅地だけに絞れます。顧客を絞るだけで、その後の戦略まで方針が決まります。