今だから読みたい胎界主
2005年から2018年の長きに渡って連載された超大作WEB漫画、胎界主。
その壮大な伏線と難解なテーマから今なおカルトなファンを増やし続けているかどうかは知りませんが、
どうやら近々 連載再開 するようです。
え、まだ完結してないの?
と漫画読みの人は一歩引いてしまうかもしれませんが、大丈夫。
現時点でスッパリ切りのいい所まで終わってます。
DBで例えるならセル編終了並に綺麗に終わりました。
でももうちっとだけ続くっぽい。
んじゃ何で今読みたいかというと、
以前は3日に1回更新という超絶速度で連載されてたわけです。
謎と伏線だらけなので、読者は3日ごとに毎回狼狽えたりして。
それが結構楽しかったんですよね。
だから今読んでおくと、再開時に皆で一緒に楽しめるって寸法よ。
これがまあどういう物語かと紹介すると。
端的に言って、片田舎で捻くれ者の主人公が
ヤクザや悪魔と抗争する話なんですね。
なんじゃそりゃ。
この主人公がまた捻くれに捻くれているので、
一話完結型の人助けでも実にエスプリの効いたオチを提供してくれます。
面白い。
が。
胎界主の本質はそこではないです。
登場するキャラクターたちは何かと「胎界主」を探しています。
曰く、創造行為を行う者だの、原典の翻訳者だの、
そこらの凡人でも気張ったらその場の胎界主になれるだの、
世界を完結させるだの。
「胎界主」とは何なのか?「真の胎界主」とは?
それを無限に語っていられるのが胎界主の面白い所なんですね。
そしてその結論については濁されることはありません。
ただし、読めるかどうかは別ですが。
てな感じで13年間のワクワクが詰まった壮大な物語。
今夜からでも3話くらい試しに読み始めてみてはどうでしょうか?
胎界主(2回目)
http://www.taikaisyu.com/