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インターネットを使って、今すぐにでもできること〜まちのお店にむけて〜

私は、「大森山王ビール」のプロデュースをメインに動いているのですが、実はもう1社、震災直後の9年前から続けている「ウルサイ(=ウルトラサイバーの略)」という会社があります。そこでの事業は主にインターネット(特にモバイル)を利用して、企画・制作をする会社です。

最前線で活躍する人には到底及ばないこともわかっていますが、それでもきっとこれまでに培った技術や知見がまちの人たちの何かの役に立たないかなと考え、ビールを届けるよりもその技術や知見を届けることもしてみようかとこの記事を書いてみることにしました。

前提:どんなものを、誰が、どのタイミングで届けるか

先日、前職でお世話になった友人宅にビールを届けたんです。その友人であり先輩は数年前、重い病気にかかり懸命にリハビリをし、今は自宅に戻り生活をしています。

数年前に比べたら、体は不調な部分が多いのに、持ち前の明るさは変わらず、彼は元気もらったと話していたけど、明らかに元気をもらったのは僕でした。彼と配送に関するやりとりをしている中で、「まちP(当時のあだ名)が届けてよ!」とメッセージをもらい、直接お届けしたのですが、きっとそこには意味があったんじゃないかなと感じました。

こんな時代の中、あらゆるリアルに関わる仕事が何かしらの方向転換も視野に入れなければいけない中で、結局のところ、「配」がテーマな気がしています。

どんなものを、誰が、どのタイミングで届けるか、配=Hi、こんな時だからこそちょっと気分がよくなるようなもの。それは単にリアルでやってるものをネットで配信すればいいってものではないってことな気がしています。

そして、上記を踏まえて、今どんな選択肢がありうるのか、それを組み合わせてやりたいことを実現していくのがいいのではないかと考えています。

これからのお話は、ネットに多少造詣のある人であれば当たり前の話かもですが、自分の息子(11歳)に話すつもりで記します。

1)ネット販売

例えば、amazonや楽天・ヤフーなどのショッピングモールも1つですが、こちらは登録に時間がかかるし、多くの人が見る可能性があるだけに手数料もそれなりにかかります。

もし既にお客さんがいらっしゃるのであれば、STORESやBASEと言ったサービスだと、ほぼ即日でサイト公開できます。

例えば、大森山王ブルワリーのネットショップはSTORESで作っています。
送料設定、納品書・・・ネットショップは設定しないといけないものがあり大変なのですが、こちらのサービスを使うととにかく楽です。しかもフリーのモデルであれば費用がかかりません。

決済手数料も5%(月額料金が発生するスタンダードプランだと3.6%)とクレジットカード手数料と考えれば割安ではないでしょうか?

2)ネット配信

例えば、Youtubeを使って動画を配信するという手があります。
そのお店の技術が何か視聴者にとってメリットがあるようなものであればそのような情報をお届けすると家での時間が豊かになりそうです。

例えば大森では、いつもお世話になっている、BAR テンダリーの宮崎さんがカクテルの作り方を配信していますが、ものすごく勉強になります。

YouTubeの配信数が増えれば、広告収入やスーパーチャットというおひねりのような機能を利用することも可能です。動画の配信によって収益を得ることが出来るのです。

その他、twitterを使い、他ではなかなか知り得ない特定ジャンルのことを呟くことで、多くのファンを獲得出来るかもしれません。

さらに、イベントなどをやられている方は無観客配信もありますが、例えばZAIKOと言うサービスはオーディエンスに直接チケットが販売できます。

https://zaiko.io/business

初期費用もランニングもかからないのがすごくいいですね!ただ、このタイミングなので今問い合わせが殺到しているようです。

3)コミュニティ/月額課金機能

サブスクリプションと言う言葉を聞いたことありますでしょうか?言ってしまえば月額課金のサービスで、月額固定の費用をもらう代わりにコンテンツを提供します。例えばAmazon primeやNetflixみたいなものがわかりやすいでしょうか?

僕らであれば、大森山王ビール以外に、日本・世界の美味しい面白いビールやビールの知識を定期的にお届けするなどできます。

例えば、お店であれば、毎週仲間たちが喜ぶ情報を提供したり、おうちで楽しめるものを宅配したり、何よりも繋がりを持ち続けることがひょっとしたら未来の財産になるかもしれません。

CAMPFIREのコミュニティやnoteのサークル機能などが利用できます。決済手数料は条件によりことなりますが、15~20%くらいと見ておくと良いと思います。

4)宅配サービス

これは言わずと知れた「Uber Eats」がありますね。自分で宅配するか、宅配をお願いするか、選択できるので、少ない人数でお店をやっている方でも利用できます。

申請から登録までは審査があるようで、若干時間がかかるようです。(今僕も登録をしてみました。)

ただ手数料が35%とまあまあ高いので、そこを見越した値段にする必要がありますね。

5)その他

例えば、「さきめし」というサービスがありますね。これは「ごちそうさまの先払い」とありますが、未来のチケットを今のうちに買っておくことで支援をしようという試みですね。

どうしても目の前のキャッシュが目減りしていく中、現在の資金繰りと関係値を持つという意味がありそうです。

■それを踏まえて「30分無料、ネット展開オンライン相談会」を実施します。

例えば、この上記のものを組み合わせて、例えばBASEで未来使えるチケットを販売している人もいます。若干お得になるような仕組みになっていますね。

また、いつも素敵な活動をしている、「know」の深津さんはローカルドネーションということで、ドネーションをnoteで展開されています。

このように、色々なサービスを組み合わせて、自分のやりたいことをやっていく。1から全てを作るのでは、時間もかかるし、お金もかかる、でもこのように色々組み合わせるだけなら下手したら1時間でできる。それが頭の使いどころであり、面白いところなんじゃないかと考えています。

総じて、僕の方針としては、未来の売上を今必要にする形よりも(それは銀行融資などでやった方がいいと考えている)、今できる対価をちゃんと渡すべきだと考えています。そうしないと結局未来も自転車操業になるわけで。。

知らない人がいるとと思い、こちらのリンクを貼っておきます。
経済産業省が出している「新型コロナウイルス感染症影響を受ける事業者の皆様へ」という資料です。

だから僕自身も未来のお金を払ってもらうよりも投資する方に時間を使いたい。そんな中でビール屋、IT屋、これまで一貫して描いているものは「新しいものに出会う機会やものを作る」なので、家にいる人にビールを届けることで生まれる世界も、各お店がこれまでにやったことがない施策をすること、どちらもやりたいことなのです。

なので、無理してやると言うことではなく、やりたいことを少しずつやってみると言うのがいいと思いますし、これを機に品川・大田界隈地域のお店を限定して、

「30分無料、ネット展開に関するオンライン相談会」

をやってみることにします。
上記に挙げたようなネットや今あるサービスをどう利用したら良いかそんなお話しをできればと思っています。

ちなみに僕はコンサルではないので、ITに関する全方位の知識はきっとありませんが、その代わりに報酬はいりません。何より地域のお店が無くなったら、そもそもの生活で困りますし、うちのビールも必要なくなります。。。そして何より地域のお店と関係をつくることができたら嬉しいなと考えております。

ビールより売らなきゃいけないものに気づいた39の夜ということです。

ちなみに大森山王ブルワリーは、今できることということで、「おうち時間」の充実をテーマに2つのことを始めます。

1)持ち帰り販売の充実

本日、4月1日より毎週水・木・金、17:00〜20:00の時間、アキナイ山王亭にて持ち帰り販売いたします。
(コロナウィルス対策で変更の場合がございます)

今週はまだ難しいですが、追って生ビールの持ち帰り販売もいたします。
そちらはもう少しだけお待ちください。

2)オンライン飲み会の実施

世間でオンライン飲み会が流行ってるから、やってみようじゃないかという企画です。何せ、私はこれまでオンライン飲み会をやったことありません。
リアルなお酒が大好きな人間です。でも、やってみないとわからないし、何か学ぶことがあるのかなと一度やって見ることにします。

時間は20時半〜21時半の1時間。名前の通り、「ふらっと」、途中入退場OKです!できれば手元に大森山王ビールをお願いします^^(嘘です)

というのをやってみます。それと並行して「大森山王ブルワリー サンデーカンパニー」も約10人のメンバーで始動します。どうなるか非常に楽しみです!

そして、まだまだ発表できないことも色々考えています。ようやくリアルとITがリンクしてきた気がしました。(ここまで9年かかった、、笑)

そんな未来も期待しつつ、今できること粛々とやっていきたいなと思う所存です。4月1日は #エイプリルドリームっていうのもあるみたいですね 。夢を見て、そこまで一歩一歩進んで行けるようになりたいものです。

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