今週のアップリンク渋谷＆アップリンク吉祥寺letter

2019年9月27日 11:00

＜アップリンク渋谷＞

『世界の涯ての鼓動』9/28（土）～10/11（金）
ヴィム・ヴェンダース監督（『パリ、テキサス』『ベルリン・天使の詩』）の最新作は男女2人の出会いから始まります。1人は南ソマリア潜入諜報員、もう1人は深海探査に挑む生物数学者。世界の涯てで任務を遂行し、引き裂かれた愛の行方を見つめるラブストーリーです。

『ピータールーマンチェスターの悲劇』9/28（土）～
巨匠マイク・リー監督（『秘密と嘘』）最新作。1819年、イギリス・マンチェスター。非武装市民6万人に起きた悪夢。最も残忍で最悪の事件を余すことなく描いた重厚な作品です。立ち上がる国民を制し弾圧する権力という構造は200年を経ても変わらぬ問題であり、声を上げ続けることが重要だと訴えかけてきます。

「11AM劇場 ─ 名画発見！」9/28（土）～10/4（金）
『沖縄のハルモニ』の監督、山谷哲夫さんがセレクトする“今、観るべき”記録映画の特集上映です。今年7月に開催された第一回は1週間満席御礼、第二回の今回も一週間に渡り、メディアでは紹介されることの少ない貴重な作品を日替わり上映します。

＜アップリンク吉祥寺＞

『劇場版そして、生きる』9/27（金）～10/17（木）
東日本大震災後の復興支援活動をベースに生きる意味を見つめるラブストーリー。元々はWOWOWの連続ドラマだった作品を追撮、再編集し映画版として公開します。脚本は岡田惠和（『ひよっこ』『いちごの唄』）、主演は有村架純、坂口健太郎、脇も知英、岡山天音、萩原聖人、光石研、南果歩と豪華キャストが固めます。

『存在のない子供たち』9/27（金）～10/10（木）
アカデミー賞外国語映画賞ノミネート、ゴールデングローブ外国語映画賞ノミネート、カンヌ国際映画祭審査員賞受賞など世界中の映画祭で絶賛。レバノンを舞台に、貧困に苦しみもがきながらも必死に生き抜く少年を捉えたヒューマンドラマです。

『永遠に僕のもの』9/27（金）～10/10（木）
ペドロ・アルモドバル（『トーク・トゥ・ハー』）製作。カンヌ国際映画祭ある視点部門正式出品。天使の顔したシリアルキラーの物語は実話がベースです。主演を務めるアルゼンチン新星ロレンソ・フェロは、美しすぎる少年として公開後に話題沸騰しました。

『カーライルニューヨークが恋したホテル』9/27（金）～10/10（木）
ニューヨーク・タイムズが「秘密の宮殿」と呼んだ伝説の5つ星クラシックホテル「ザ・カーライルアローズウッドホテル」のドキュメンタリー。ジョージ・クルーニーやソフィア・コッポラ、ウェス・アンダーソンをはじめ総勢38名のスターたちが、カーライルに眠る歴史的な秘話やその魅力を語ります。

『ラスト・ムービースター』9/27（金）～10/10（木）
バート・レイノルズ遺作にして最後の主演作。タランティーノ監督の『ワンハリ』でディカプリオが演じる落ちぶれた元人気俳優リック・ダルトンは、本作主演そして遺作となったバート・レイノルズをモデルにしていると言われています。レイノルズ自身を自虐的に演じながらも、人生はいつからでもスタート出来ると教えてくれる、むせび泣きたくなる1本。

『おしえて！ドクター・ルース』 9/27（金）～10/10（木）
LGBTQの人々に寄り添ってきた、90歳のセックスセラピスト、ドクター・ルース。家族をホロコーストで失い、パレスチナでスナイパーとして活動、大学で心理学を学び、シングルマザーとなり娘を育て、いつだって笑顔で前を向く“ドクター・ルース”はいかに誕生したのかを辿ります。