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CCBTデジタルゆかたクリエイター・フェスの開催(第31回優勝社 MetaTokyo株式会社)

MetaTokyo株式会社との連携
UPGRADE with TOKYO第31回「子供から大人までが気軽にクリエイティブを体験できるコンテンツ」に優勝したMetaTokyo株式会社との協働事業では、メタバースと東京をハイブリットで繋ぎ、子供から大人までの参加者が自分なりのクリエイティビティを発揮してデザインした「ゆかた」が「デジタルゆかた」になり、世界のメタバースユーザーに届けられるフェスティバル、「デジタルゆかたクリエイター・フェス」を開催しました。

MetaTokyo株式会社との協働について東京都生活文化スポーツ局の担当者へインタビュー
「子供から大人までが気軽にクリエイティブを体験できるコンテンツ」をテーマとしたUPGRADE with TOKYO第31回。
2024年8月末をもって協働プロジェクトを無事終了し、2回目のインタビューとなる今回は、「デジタルゆかたクリエイター・フェス」に焦点を当て、担当者に協働を振り返ってもらいました。

※1回目のインタビューはこちら:

デジタルゆかたクリエイター・フェスにおいて、3月の第1回イベントを踏まえ、第2回の投票、第3回の展示・配布イベントは、それぞれどういった様子だったか。(イベントの概要や参加者からの反響等)
第2回の投票イベントではオンラインでの投票に加え、都庁舎2階にて作品を一挙に並べた展示を行いました。また、ゆかたを着たアバターとともにARで写真撮影ができるコーナーも設けたことで、都庁舎の見学にいらっしゃった方をはじめ、多くの方より関心をお寄せいただき、合計1,200件あまりの投票を得ることが出来ました。

投票イベントで選出された30作品は、8月よりメタバース上にて「デジタルゆかた」として配布しました。第1回のクリエイティブイベント参加者の方はもちろん、元々メタバースで遊んでいた方にとっては「ゆかた」というテーマの衣装が無料で30種類も選べるということが楽しかったと好評の声をいただき、24カ国74都市より、合計4,000件以上ダウンロードされました。

第3回のハイブリッドイベントでは、リアルとメタバースをつなぎ、世界のメタバースユーザーと交流を行いました。会場の様子をメタバース上に配信したほか、それをリアル会場(TiB)の大型ビジョン内に投影し、記念撮影や交流などを行いました。

会場の参加者からは、
「今まで経験したことがないような体験をした」
「自分の想像力を無限大に活かせる場所があるんだと思った」
「最先端でワクワクする内容だけど親しみやすく体験ができ、テクノロジーを身近に感じた」
といった反響がありました。

選出されたデザインを作成したお子様の保護者の方からは、「子どもが持つ力を発揮する場を提供いただきありがとうございます。」とコメントいただきました。

◆イベントの様子

協働プロジェクトを振り返ってみて、障壁となった事象や課題等はあったか。またそれをどのように乗り越えられたのか。
メタバース空間でのイベントというこれまでに経験がない事業への取組に向けては、都とMetaTokyo株式会社間の知識や認識の差から来るコミュニケーション面での課題がありました。
解消に向けては、打ち合わせの場を多く設け、お互いの価値観の共有に努めました。

スタートアップとの協働プロジェクトを通じて、東京都やCCBTの目線から何かメリットをあげるとしたらどういったことか。
通常イベントなどの委託を考えるときは東京都が全てを仕様書に落とし込んで指定する必要がありますが、今回の協働プロジェクトはスタートアップのアイデアを活かしやすいスキームになっていたことで、参加者の目線に近く、柔軟な対応が行えるイベント企画・運営に繋がったと考えています。

UPGRADE with TOKYO協働プロジェクトを終え、CCBTでは今後はどのような取組を予定しているか。
CCBTでは引き続き、市民の誰もがプログラム等に参加でき、クリエイティブを体験できる場所を目指し、様々なプログラムを展開していきます。

2024年11月8日から10日まで、Shibuya Sakura Stageにて「ART FOR TRANSFORMATION アートと未来。変容と創造。」を開催します。

これまでのCCBTの活動展示や、オーストリアの文化機関「アルスエレクトロニカ」と連携したワークショップのほか、アートとテクノロジーを活用して社会にイノベーションを起こす可能性を学び、考え、つながるカンファレンスなど様々なプログラムを実施しますので、ぜひご来場ください。

以上、第31回協働プロジェクト「子供から大人までが気軽にクリエイティブを体験できるコンテンツ」に関する担当者インタビューをお送りいたしました。
第31回の取り組みはこれにて一度終了となりますが、今後もMetaTokyo株式会社・CCBTの動向にご注目ください。

引き続きUPGRADE with TOKYOに関する様々な情報を発信してまいります。
次回のnoteにもご期待ください。

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