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今週のxRトレンドウォッチ! (2020.06.29)

ほぼ週でアップフロンティアが気になった記事を紹介していく連載になります!

大きく3つのアップデートが公開された「ARKit 4」

今週はアプリ開発業界では避けては通れない、Apple社のイベント「WWDC 2020」でしたね。今年も ARKit の情報が出てきました。

ARKit 4 では新しく
Location Anchors:街をARCloud化
Depth API:LiDARの距離値にアクセス
new face tracking:同時に3人までの顔を認識
が発表されました。

新しい機能…というよりは、より使いやすいようアップデートされているようなイメージです。

Depth API はすでに試している人もいるようで、部屋の深度がハッキリと取れていることが分かります。

手早い!Apple Silicon Unity対応

同じく WWDC 2020 のタイミングで公開された Apple社 の自社チップ「Apple Silicon」。Apple Silicon 搭載の mac は弊社でも購入検討中です。

そんな発表の直後、Unity社から Apple Silicon 対応の発表が。手早い!
今後数週間のうちに Unity 2020.2 ベータ版を公開するとのことで、まずはビルドスピードを試してみたいところです。

世界の3Dデータが使える「Google Maps Platform Gaming Solution」

Google社が「Google Maps Platform Gaming Solution」を先日一般公開したようです。Google社は元々「世界中をゲームの舞台に」をテーマに「Google Maps Platform」を展開しており、今回はその拡張版で Google Map のデータを用いて現実世界を舞台にしたゲームを作成できる開発ツールのようです。

詳しい情報はMESONさんの記事がとても参考になります。

地図とロケーションの範囲に日本が含まれているようなので、身近な場所でなにかできないか、アップフロンティアでも技術調査中です。まとまり次第記事にしますのでご期待ください!

ゲーム『Everything』のために制作した3Dモデルを無料公開

10年以上をかけて制作した3Dモデルをなんと MIT License で公開。今回は第1弾「Everything Library 01 – Animals」として、動物にテーマを絞ったキリンや象、馬、ライオン、ワニ、鳥、カエル、バッタなどのモデルを配布しているようです。

Oculus Quest向けアプリが2021年からは審査不要に

フェイスブック社が審査で却下したコンテンツが「Oculus Store」ではなく「SideQuest」というサイドローディングストアからインストールされ、人気を集めているという背景もあり…2021年初旬から、コンテンツを配信する新しいルートを設けるようです。この「新しいルート」では Oculus Store による審査を受ける必要がなくなるとのこと。(!)
※サイドローディング:正規のアプリストア以外から、アプリを入手しインストールすること

よくも悪くも厳しい審査を潜り抜ける必要があったので申請側としてはうれしい知らせです…!

気になった xR UX/UI ツイートたち

Twitter の中で気になった xR UX/UI ツイートをピックアップしました。
Twitter はこういったツイートが流れてくるのでやめられないですね。。

WebARくまさん / 魔法の箱

手に持っているものとの連動でARがすごく身近になっていいですよね。
どちらかというと Unity での実装・研究が多かったのでいよいよ Web xR 技術にも踏み出さなければ…という気持ちになります👀

AR三兄弟 さん / デス・ストランディングのセンサー機能再現

かなりそれっぽい!
この波打つエフェクト実際の街の3Dモデルを使っているように見えますね。データはどこから持ってきているのでしょうか…?(先ほどの Google Maps Platform …?) オクルージョンの精度で表現に悩んでいたものがあったので、これは参考にさせてもらいたいところです。

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