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デザイナーがxRに飛び込む前の準備

VRやARといったxRの世界は、ヘッドマウントディスプレイやスマートフォンの性能が上がり、広く普及されていくとともに、生活の一部として定着し始めています。
Magic LeapHoloLensNrealLightなど、高性能なAR/MR専用のグラスも多く開発され、グラスを付けながら過ごす日常がそこまで来ているのかな?と感じる中、
これまでスマートフォンのアプリやWebをデザインしていたデザイナーがxRに関わる機会も増えているのではないでしょうか。

今後このnoteでは、デザイナーにとってxRのUXデザインに使えるヒントとなるよう、xRのUXデザインについて検証したり考察したことを書いていこうと思います!

xRのUXデザインとは?

xRの中での「UXデザインはこれだ!」と言えるものは、まだ確立していません。
映像の見せ方、ボタンの押し方、選択の仕方、文字の見せ方、通知の気づかせ方などなど、まだまだ考えるべきことは多く、逆に新しいUXを考える余地がある世界だと言えます。

xRのUXデザインに求められるもの

xRはスマートフォンやPCといった既存のデジタルデバイスに比べ、画面のサイズに制限がなく、奥行きが使え、視覚だけでなく聴覚や触覚も使える、とても自由度の高い世界です。
また、現実に近い世界なので、現実で感じている感覚や今まで使ってきた習慣などが影響されやすい世界でもあります。
人間の身体の構造や心理、感覚や行動の習慣といったことを考慮しながら、または利用しながらデザインすることが求められ、既存のデジタルデバイスのUXを考えるときと同じく、デザイナーが向き合う相手は”人”であることは変わりありません。

まずはARのUXデザインを試してみる

まずは、AR(拡張現実)でのUXデザインを検証します
奥行きの使い方やジェスチャーの使い方、光や音の考え方などさまざまな視点からアプローチしていき、ARの世界に通用するノウハウを見つけ、投稿していきます。
ここで得た発見やノウハウは、ARに限らず他のxRにも通じるところがあるかもしれません。その辺りも今後視野に入れながら考えてみたいですね。

検証の方法は? 作って・試して・考えて

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ARのUXデザインの検証は、現在、映像を使った検証実機に実装して行う検証の2つの方法で取り組んでいます。
映像での検証は、映像や2Dの素材をAdobe After Effectsで組み合わせ、擬似的なUXが体験できるような映像を作ります。実際の体験とは異なりますが、UXデザインのアイデアを可視化し、より具体的に考えるヒントになります。
実機に実装して行う検証は、Magic LeapやHoloLensといったAR/MRグラス、iPhoneやiPadなどのスマートデバイスに検証用のモックアプリを作ります。実際の見え方や操作感を細かく試し、精度の高いUXデザインができるようにしています。

これから

近い未来、もっと身近な存在になるであろうxRの世界。
その時代がくる準備として、より快適なアプリ、サービスが作れるよう
今のうちに、UXデザインのノウハウを貯めていく必要がありますね。
挑みがいのあるこのxRの世界を楽しみながら、xRのUXデザインの情報を発信していきます。
ぜひフォローをしていただき、
一緒に学び、考えていきましょう!

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