【協力隊経験者向け】帰国後の進学先にAPS(Asian Peacebuilders Scholarship)を勧める5つの理由

私が運営しているブログの記事です。

今回は協力隊OBの一人として、協力隊経験者向けに、私が修了したAPS(Asian Peacebuilders Scholarship)プログラムを紹介します。

協力隊経験者のほとんどが、一度は考えたことのある「帰国後の進路」。せっかく協力隊として海外で活動したのだからそのキャリアを今後も生かしたい、自分の活動分野を専門的に学んでみたい、また将来国連や国際NGOで働いてみたい…等、隊員としての任期が残りわずかになってくると、色々と考える機会が多くなるかと思います。

帰国後の進路の内、大学院、特に海外大学院進学を選択する協力隊経験者も少なくないと思います。そうした方達に、修了生の1人としてぜひ全額支給奨学金付きの海外大学院留学プログラム、Asian Peacebuilders Scholarship(以下APS)を勧めたく、以下その理由を下記5つ挙げます(紹介にあたって、APSから何か利益を得ているわけではありません…)。

理由その1:何と言っても「全額」支給奨学金
上記にある通り、このAPSプログラムでは、学費、生活費、保険、そしてプログラムにかかる交通費(フィリピンー日本間、フィリピンーコスタリカ間)のほぼ全てが奨学金でカバーされます(詳細ついてはこちらから各記事をご覧ください)。アメリカやイギリスでの大学院に進学した場合、授業料だけで年間数百万円かかることを考えれば、これはかなり大きなメリットではないでしょうか。

理由その2:国連平和大学(University for Peace)のコースでは、協力隊のほぼ全ての職種をカバー
「大学院に進学したいけど、平和構築への関心はそんなに…」という方でも、APSプログラムの期間の半分を占めるコスタリカにある国連平和大学(University for Peace)では、様々な専攻(ジェンダー、メディア、教育、国際法、人権、環境など)が開設されており、隊員のほぼ全ての職種が、専攻のいずれかと関連するかと思います。協力隊の2年間の経験をベースに、大学院で新しい知見を得られれば、自分のキャリアも学びに活かせますし、またアカデミックな視点から自分の活動を振り返ることもできるはずです。

理由その3:倍率も低く、協力隊枠も?
先日、APSプログラムを運営している日本財団の担当者の方とお話したのですが、ぜひ協力隊経験者にもっとAPSプログラムに応募してもらいたいとおっしゃっていました。明言はされませんでしたが、日本人枠15人程度の内、協力隊枠があるようです(実際に毎年に日本人枠の1/3〜1/4は協力隊経験者が占めているようです)。

また肝心の倍率ですが、事務局にお尋ねしたところ、ここ数年の平均倍率として日本人以外は約10倍である一方で、日本人の倍率は約3倍とのことでした。他の奨学金プログラムでは倍率10倍を超えるのが一般的な中、この倍率の低さもおすすめしたい理由です。

理由その4:任地で出願可能
協力隊経験者におすすめしたい別の理由として、APSは任地から出願が可能という点です。出願に必要な書類さえ用意できれば、あとはオンラインでアップロードするだけなので、海外からでも全く問題ありません。また推薦状もカウンターパートやJICA関係者に書いてもらったりと、協力隊ネットワークもフル活用できます。二次選考である面接も、Skypeや国際電話で実施されますので、合格できれば帰国前に進路を決めることができます。

理由その5:国際協力へのキャリアアップにぴったり
協力隊が終わった後も引き続き国際協力の分野で働きたいという方にとっては、高い語学力と修士号の取得は必須です。そういう方にとって、英語で修士号が取得でき、色々なバックグラウンドを持った学生と国際色豊かな環境で学べるのはとてもお勧めです(ただ、私に限っては、修士号は取得できましたが、語学力は高くならず…残念)。

以上、協力隊経験者向けにAPSをおすすめしたい5つの理由でした。

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