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書籍「小学生の勉強は習慣が9割」✖︎現役小学校教師 #3「5つのルールで目標を立てる」

学校って最初に今年一年間や学期のめあてを書かせることが多いです。

 私の所属しているところでは、めあてや振り返りを1つのファイルに書き溜めています。

このめあてを書かせるときの言葉がけってとても重要です。

ちなみに私は、いつもめあてを書かせる前にこんな話をします。

今から書くこのめあてを書く紙は、「宝の地図」だと思ってください。
みんなは、宝がどこにあって、どのように進めばいいかがわかる地図があったらたどり着く可能性は非常に高いですよね。
宝の地図なしでも、適当に歩いていたり、考えながら歩いていたりしても宝を見つけることもできます。ただ、宝を見つける可能性が高いのは、地図がある方ですね。
今回のこの宝というのは、「なりたい自分」です。
みんなは、この1年間でどんな自分になりたいですか。それをしっかりと決めて、そのためにどうするのかを書き、自分だけの宝の地図を書きましょう。

ウパ丸の説明

ただ、大体書いて満足してしまうことがあり、私もこの1年間のめあてを生かしきれていないです。
 
来年度は、1週間のめあてを決めて、毎回帰る前に振り返りフォームを入力してそれをポートフォリオ形式でまとめていこうかと考えています。

 さて、その目標をどのように設定していけばいいのかを今回学んだ内容をアウトプットしていきます。

菊池さんが教えてくれる5つのルール

先に確認しておくことが、

目的=ゴール
目標=チェックポイント

であり、5つのルールは目標を設定するときに生かすことができます。

内容をまとめると・・・

①具体的
②計測できる
③関連性がある
④期限を決める
⑤これならできると思える内容

菊池 洋匡. 小学生の勉強は習慣が9割 自分から机に向かえる子になる科学的に正しいメソッド
引用

これを生かしながら、私が行おうとしている1週間のめあて&振り返りが実現可能なのかを考えてみます。
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想定児童Aさん
めあて
「提出物を遅れずに出す」

①具体的
 遅れずにというのがどの程度なのか分かりにくいですね。◯○までに出すというのがはっきりと決まっているといいですね。そして、遅れずに出すためにどのようなことをするのかが書いてないので、これではボヤッとしています。

②計測できる
 上の内容と似ていて、いつまでに出すというのがはっきりしていると計測できますね。

③関連性がある
 これは、なりたい自分(目的)と今回のめあて(目標)がつながっているかどうかということですね。このAさんのゴールがどのようなものなのかで関連性があるかどうかが決まってきます。

④期限を決める
 今回のめあての内容だと、期限を決めるのは計測できる方に入ってしまいます。重複する内容もあることがわかりました。

⑤これならできると思える内容
 ポイントが「できると思える内容」ではなく、「これならできると思える内容」ってところですね。ちょっと背伸びしてできるくらいの目標だとよいかもしれません。

整理してみます
       実際に子供たちにめあてを決めさせるときに

具体的・計測方法・目的との関連・期限・できそうなものを5つ網羅する指示や言葉がけってどんなものがあるでしょうか。

次回、
「5つのルール どのように子供に指示を出す?」を考えていきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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