見出し画像

いつもと違う新年度の開幕は、もはや終わらない春休み

本来ならば、今日は次男の入学式だった。

決行するところや延期するところなど、あちこちで対応に違いがみられるなか、わたしの住んでいる地域は「式典中止」。登校日として担任発表と教科書配布だけがある形だ。欠席判断は自由。我が家は本人の意向と親の話し合いにより、休むことに決めた。

わたし自身、小学校の入学式のことはあまり覚えていない。覚えているのは、自宅前でわたしが撮った母の写真が見事に首で切り取られ、身体しか映っていないものだったこと。デジカメとは違い、撮影後に確認することができなかったから、現像されて仕上がったその写真を見て、母は笑った、のかもしれない。昔ながらの分厚い「フエルアルバム」に、その写真は今でも収まっている。

ただ、わたしの記憶にないだけで、気持ちとしては入学式により「一年生になったんだ」という実感を得ていたのかもしれないし、気持ちの区切り、けじめになっていたのかもしれない。そうすると、その機会を得られないまま5月にいきなり学校が始まる次男は、やっぱり親としてはかわいそうだと思うし、気持ちの面で試練になるのかもしれないな、とも思う。まあ、いざ5月を迎えてみたら、何の苦労もなく登校し始め、杞憂に終わる可能性もなくはないけれど。

緊急事態宣言により、分散登校による登校日もあっさり消滅した。まあ、妥当な判断なのだろうと納得している。しかし、納得できるのとストレスを感じないのとはまったく別の話で、我が家は朝から喧嘩、喧嘩、喧嘩の繰り返し。母はもう限界をとっくに突き抜けている……と思うけれど、思ってしまったら負けな気がして、何とか踏ん張っている。なお、何に負けるのかはわからない。わからないけれど、とりあえずしんどさが日々蓄積している。あああ、リフレッシュしたいよねええええええ。

勢いあまって、任天堂Switchのジョイコンを追加購入した。マリオパーティーとマリオカートを所持している子どもたち。仕事のない夫と、仕事ができない(泣きたい)わたしが参戦して、少しでも笑える時間を作りたいと思う。仕事、いつすればいいんだろうね……。

お読みいただきありがとうございます。サポートいただけました暁には、金銭に直結しない創作・書きたいことを書き続ける励みにさせていただきます。